熱性けいれんとは、子どもが38度以上の熱が出た際に、白目をむいて痙攣を起こす事を指します。熱の原因としては、風邪からインフルエンザまで様々ありますが、高熱が出た際には要注意です。
どうして痙攣が起きるのかというと、赤ちゃんの未発達な脳が関係しています。大体熱性けいれんは6ヶ月～5歳までの期間に起こると言われています。
この期間、赤ちゃんの脳はまだまだ未発達で、刺激に弱く、高熱が起こる事でそれがストレスとなり脳に影響を与えてけいれんが起きるのではと言われています。
症状としては、38度以上の熱が出た際に白目をむいて手足の硬直が見られたり、意識をほんの2～3分失うなどの症状が確認されています。
熱性けいれんはずっと続くものと思っている保護者・保育者も多いですが、実は一回経験しただけでそのまま起こらない子の方が割合的には多いのです。
二回目以降が約30％、三回目以降が9％程度とかなり低い確率になっています。
けいれんが起きた際には、まず平坦な場所に子ども達を寝かせ、頭を少しそらして気道を確保してください。
そして、吐瀉物が詰まらない様に顔は横を向けさせ、けいれんがどれだけ続いているかの時間、けいれん後に意識が戻るまでの時間を計測し、5分以上けいれんが続いている場合や意識が戻らない場合はすぐに病院へと連れて行きましょう。
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