情操とは、子ども達の心の豊かさを示す言葉です。
情操教育もこの言葉から来ています。
子ども達が日常生活の保育の中で様々なものに触れ、豊かな感性・心を育む事が大切だという事です。
大人の私達には当たり前の様に感じる景色も、子ども達にとっては新鮮で刺激の強いものです。
雨の音や葉っぱの擦れる音、虫や動物の鳴き声、綺麗な景色、夕日など、子ども達の情操を発達させるものは沢山身近にあります。
保育士はこうした子ども達の情操教育に良いものを積極的に日々の保育の中に取り入れ、触れ合う機会を増やしていくべきです。
どうしても現場が忙しく、一日の流れをこなすだけで精一杯という所も多いですが、乳児期～幼児期に得たこの情操教育はその後の子どもの人生でも大きな影響を与えます。
日々の保育の中に子ども達の情操を発達させるようなものを、少しで良いので織り交ぜられる様に他の保育士と連携を取って働きかけましょう。
また、情操教育に関しては保育所だけが頑張ってもなかなか伸びないものです。
保護者にも子ども達の情操を発達させる為にも、様々な経験を積ませて刺激に触れ合う機会を用意してもらえるように、情操教育の大切さを話した上で、協力してもらえるようにお願いするのも大切です。
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