設定保育とは、保育士が子ども達に「ねらい」を持って子ども達に保育を行う事を指します。
設定保育自体に明確な決まりはなく、音楽、絵画、運動、調理、様々な方法で保育を行います。
例を挙げると、音楽に合わせて体を動かすリトミック運動や、季節を感じる事と色彩豊かに物事を表現する為に園庭のスケッチ、季節の野菜や果物を使ったクッキングなどがあります。
大体の場合が一クラス単位で設定保育を行う事になりますが、異年齢クラスの場合は年齢ごとに分けて設定保育を行う事が多いです。
保育実習でも必ず1歳～5歳までのクラスでの設定保育をお願いされますし、働き出しても何歳児クラスに配属になるかは分からないので、各月齢に合った設定保育のネタを練っておく必要があります。
自由保育と設定保育をよく間違う人もいますが、自由保育は子どもが主体となって活動し、保育士はその補助に回る事を指します。
しかし、自由と言っても保育士が「子ども達が興味を持つ事に自主的に取り組める環境」を作る事が求められるので、設定保育とはそこが大きな違いとして挙げられます。
設定保育は、計画表を書いた上で実際に動き動線確認を行ってから、主任保育士の前で実践し許可を得てようやく取り組めます。実習生も同様です。
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