児童養護施設は、保護者と何らかの事情があって一緒に暮せなくなった、原則2～18歳までの子ども達を預かる施設の事を指します。
就職先が見つからない、本人の状態などを見て必要があれば20歳まで措置が延長される事もありますが、0歳児～2歳児までは乳児院が子ども達を預かるので、2歳以下の子どもと触れ合う事はありません。
子ども達が預けられる理由は、保護者からの虐待、養育困難で親権を破棄した場合や、ネグレクトなどで保護者からの養育を十分に受けられない、保護者が病気になった、保護者が何らかの事故・病気で他界してしまった等が主なものです。
最近では発達障害を持つ子ども達の受け入れも進められているので、保育士は養育に加えて発達障害への理解を深める必要もあります。
また、こうした施設では虐待の再発防止に力を入れています。
根本的に問題を解決する為、必要に応じて専門機関・家庭支援員と共に、家庭・保護者への指導・支援も行います。
他にも、養子縁組した家族が上手く関係性を作れる様に、退所後のアフターフォローを行う施設も増えています。
子どもを預かるだけではなく、保護者や里親への支援も視野に入れておきましょう。
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