アスペルガー症候群とは発達障害の一つで、特に対人関係に問題を持ちやすい障害です。
言葉を発しない乳児期にはほとんど他の子供との差異を認める事は少ないですが、異常に音に敏感に反応したり、月齢が上がると出来る様になる追視が出来ていない事が多いです。
そして、幼児期になると、アスペルガー症候群特有のコミュニケーション能力の難を徐々に見せてきます。
まず、相手の立場になって感情を考える事が難しいので、相手が怒った顔をしていても「怒っている」と認識が出来ません。極端に他人との共感性が低い事で起こってしまいます。
また、他人と一緒に遊ぶ事が少なく、自分の世界を作り上げてその中に籠ってしまう傾向が見られます。
アスペルガー症候群の子は、「暗黙の了解」というものも理解が出来ず、自分が納得出来るまではなかなか相手の意見を受け止める事も出来ません。
乳幼児期は、小児科、脳神経小児科、児童精神科で診断が下されます。
大体検診で医師から疑いとして話を受けるか、幼児期になり行動が目立つ様になってきた事で専門外来を紹介されて受診する保護者が多いです。
アスペルガー症候群は保育士も「はっきりと物を言う」「納得させる」「輪に入れる様に保育士が補助を行う」この3点を心掛けて養育を行わなければいけません。
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