見立てとは、子ども達が自分で環境状況を把握した上で、自分なりにその環境を受け止め、対応していく能力の事を指します。
具体的に言えば、ごっこ遊びがこれに該当します。
子ども達が空想を現実の玩具や空間で表現するのです。物や人物を自分の空想で見立てて遊ぶ為、この見立てという呼称が付いています。
見立て遊びは大体2歳から始まります。
保育士はこの見立て遊びを始めた子ども達の空想の世界を大切にし、一緒にその空想を守る役割を果たさなければいけません。
基本的には保育士は子ども達が自由に見立てて空想を広げるのを見守り、子どもに与えられた役割を全うしつつ、子ども達同士のトラブルを未然に防ぐ事が大切です。
他にも、子ども達の想像力はやはり大人に比べて乏しいので、どうしても展開が行き詰まる場面も出てきます。
そんな時に、保育士は子ども達の空想の邪魔をしたり、保育士がストーリーの展開を決めてしまうような発言を控えて、子ども達へアドバイスする事が大切です。
環境作りにもこだわり、子ども達が空想しやすい空間を保育士達が用意する事も大切です。
子ども達はどうしても動きのある物を目で追ってしまうので、他の遊び場が見えない様に、ごっこ遊びの場所だけパーテーションなどで囲ってあげると有効です。
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