恩物とは、子どもを教育する為に発明されたフレーベル教育の遊具を指します。
基本的には積み木の形体をしており、自然界の法則を表現していると言われています。積み木以外には紐や棒などもあります。
第一～第二十恩物まで様々な形・色の恩物があり、子ども達にこの恩物を使わせて、自分の中にある気持ちを表現させるのです。
名前には『神から授けられたもの』という意味が含まれており、日本には1876年に日本で訳され、そこから恩物を使用したフレーベル教育が普及しています。
現在もこの恩物を使ったフレーベル保育を行う園は多く、子ども達の創造性を育む保育法として保護者からも人気があります。
保育士は恩物の意味から、子ども達がどう自分の内面と向き合い、恩物を使用して外へと発信していくのかの働きかけ方、または向き合う為の環境を整える事が求められます。
フレーベル教育は奥が深く、取り入れている園同士で交流を持ってお互いの園の様子を見学し合い、良い部分を取り入れていく所も多いです。
ですから、勉強する事も多く、他園との交流も必然的に増えます。
しかし、フレーベル教育をしっかり学んだ人材として、転職時にはアピールポイントになります。
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