手足口病は、感染力の非常に強い感染症の一種です。
夏風邪に分類され、手足に水疱性の湿疹ができ、口内炎も同時に起こる疾患です。
夏風邪のウイルスである、コクサッキーウイルスA‐16、A‐10、エンテロウイルス71などのウイルスに感染した後、潜伏期間の3～6日を経て症状を発症します。
夏風邪の一種なので熱も伴い、高い時は38度以上の熱が出ます。
感染力が強く、飛沫感染、接触で感染するのですが、特に要注意なのが手足口病に罹った子の使った後の玩具です。
玩具に唾液が付着していた場合などは、その玩具を経由して他の子にすぐ移ってしまいます。同じタオルなどを使うのも絶対にいけません。接触感染もあるので、保菌者が手を繋いで歩いたり、抱き着いたりする事でも感染してしまいます。
手足口病が保育園で流行ってしまった場合は要注意です。
大体2日で熱が下がり、発疹も4日目には落ち着きを見せます。そうなるまで保護者に説明してなるべくならば出席を停止してもらうか、どうしても登園しなければいけない場合は病児保育などを勧めてみるのもいいでしょう。
感染者が出てしまった場合はすぐに玩具や共同で利用する場所を消毒して対応してください。
手足の発疹がはっきりせず、口内炎が酷い場合は理由もなく子どもがぐずったり、痛がって泣いたりし食欲不振に繋がります。そういった面からもすぐに気付ける様にしておきましょう。
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