院内保育

院内保育士になるには

院内保育所

院内保育士は、病院内もしくは病院に隣接している保育園で医師や看護師の子どもを保育します。

企業内保育園の一種でもあるため、託児所をイメージすると分かりやすいです。

病院内にあったり、隣接したりしているため、病児保育と同じようなものを思い浮かべる人もいますが、病児保育と院内保育園は別物です。

院内保育園は医師や看護師の健康な子どもを保育する場所で、病気の子どもを一時預かりするわけではありません。

混同されがちですが、院内保育士として働きたいのであれば、その違いについても把握しておく必要があります。

今回は、院内保育士になりたい人向けになるにはどのような資格を持っていれば良いのか、どんな人が向いているのか、注意すべき点にはどのようなものがあるのかといった視点から院内保育士について解説していきます。

院内保育士になりたい人は、ぜひ目を通してみてください。

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院内保育士になるために必要な資格とは?

まずは、院内保育士になるために必要な資格からご紹介します。

・保育士

院内保育士になるためには、保育士の資格を持っていれば問題なく働くことができます。

保育士の資格は、厚生労働大臣によって指定されている「保育士を養成する学校その他の施設」において必要な科目を履修し、卒業しなければいけません。

また、保育士の国家試験を受けることでも資格を取得することができます。

 

2016年度からは、保育士の人手不足を改善するために1年に2回試験が実施されています。

筆記試験と実技試験の双方に合格することで、保育士の資格を取得できるのです。

筆記試験では、保育原理や教育原理及び社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、子どもの保護、子どもの食と栄養、保育の心理学、保育実習理論の8科目が行われます。

全ての科目を1年で合格する必要はなく、数年間かけることも可能です。

全科目の筆記試験に合格したら、実技試験の受験資格を得られます。

実技試験では、音楽表現、造形表現、言語表現から2科目選択するため、ピアノが弾けないという人でも保育士を目指すことができます。

・保育教諭

保育教諭は、保育士の資格と幼稚園教諭免許状の双方を持っている人のことを指します。

保育士は0歳~6歳児、幼稚園教諭は3歳~6歳児を対象としているため、保育士の資格を持っていなければ乳児の保育をすることができません。

しかし、保育教諭であれば保育士の資格と幼稚園教諭免許状の両方を持っているため、保育士と同じ仕事をすることができるのです。

そのため、保育教諭を持っている人でも院内保育士として活躍できます。

なぜ保育士の資格が必要になるかというと、院内保育園で預かる年齢が幅広く、乳児を保育することもあるからです。

 

保育教諭になるには、保育士の資格と幼稚園教諭免許状の双方を有し、登録しなければいけません。

ただし、2024年までは特例制度が設けられていてどちらか片方の資格を持っている人でも保育教諭として勤務できるようになっています。

この制度は、幼保特例制度と呼ばれています。

保育教諭になるためには、保育士もしくは幼稚園教諭として3年以上、4320時間以上働いた経験があるという条件に当てはまらなければいけません。

そしてそれだけではなく、保育士の資格を取るなら保育士養成施設で最大8単位取得する、幼稚園教諭免許を取るなら大学などで最低8単位取得するという条件もクリアしておく必要があります。

 

院内保育士として仕事をしたいのであれば、このどちらかの資格を持っていた方が良いということになります。

これらの資格を活かせる職場を探しているのであれば、院内保育士としての勤務も視野に入れておくと、活躍の場が広がるのでおすすめです。

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院内保育士にはどんな人が向いている?

院内保育士として働いてみたいという気持ちがあったとしても、一般的な保育園とは違うようなイメージを持っていると躊躇ってしまう人も中にはいます。

しかし実際は、一般的な保育園とそこまで大きな違いはありません。

行事の有無や勤務時間の違いなどがあるくらいで、主となる仕事内容は同じです。

つまり、保育士に向いている人であれば院内保育士として活躍できるということになります。

では、院内保育士にはどんな人が向いているのかご紹介します。

・子どもが好きな人

子どもが好きかどうかは、院内保育士になるには最低限の条件です。

しかし、ただ子どもが好きというだけではなく、保育のプロとして子どもと向き合える人でなければいけません。

子どもが成長できるようなサポートをするという役割を忘れないようにしなければいけないのです。

そして、良い部分を伸ばせるようにほめたり、悪い部分を治せるように叱ったりできることも重要なポイントになります。

つまり、子どもが好きなだけではなく、成長をサポートするために何をすべきかしっかりと考えられる人が保育士に向いているということになります。

・コミュニケーションが円滑にできる人

コミュニケーションが得意かどうかも保育士として活躍するためには重要なポイントになります。

コミュニケーション能力は、子どもが成長し、社会に出てからも大切になるので、保育士はそのお手本にならなければいけません。

それだけではなく、保育士は院内保育士であっても保護者とのやりとりが必要不可欠です。

子育てを保護者と共にしていくという気持ちを持ち、保護者に寄り添った対応ができるかどうかも大切になります。

保護者とのコミュニケーションには、連絡帳やおたよりなどを活用した書面でのコミュニケーションも含まれます。

保育園であったことを誤解のないように伝えられる文章を書くことも、コミュニケーション能力の1つに含まれるからです。

・体力がある人

院内保育士であっても、体力がないと厳しいと感じてしまう場面が多く見られます。

子どもたちと一緒に走ったり、抱っこやおんぶをしたりするため、体力が必要になるのです。

子どもの相手をするだけではなく、荷物を運ばなければいけない場面もあります。

そのため、体力がある人の方が保育士には向いていると言えます。

また、保育園では様々な感染症が流行る可能性も高いため、かからないようにすることも重要です。

感染症のことを踏まえて考えてみても、体力がある人の方が良いと言えます。

・忍耐力がある人

忍耐力があることも保育士として活躍するためには重要な要素になります。

いくら子どもが好きだったとしても、仕事をしている中で辛いことや苦しいことが出てきてしまうものです。

そのような時に、乗り越えることが駅なければ保育士として勤務し続けることは難しくなってしまいます。

院内保育士として長く働き続けたいのであれば、忍耐力がある人の方が良いということになります。

子どもは思ったように動いてくれないこともありますし、保育士同士の人間関係で悩んでしまうことも珍しくありません。

また、保護者が保育園のいろいろな事情を理解してくれる人ばかりとも限りません。

最初の頃は特に辛いことが多く「もしかして保育士は向いていないかもしれない」とか「院内保育士にならない方が良かった」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、最初から完璧にできる人はいないものです。

このことからも、困難に立ち向かって乗り越えていけるような忍耐力がある人が保育士に向いているということになります。

・前向きに考えることができる人

前向きに考えることができる人も保育士に向いています。

子どものためだと思ってやったことに対して思っていたような反応がなかったり、良かれと思ってしていたことが子どもを傷つける結果になってしまったりすることもないとは言い切れません。

そのような場合でも見返りを求めることなく、前向きに考えられることが保育士には求められます。

時には、公開してしまうことももちろんあります。

それでも、周りを頼ったり、他の方法を考えたりしながら、取り組める人であれば保育士として長く活躍できる可能性が高いです。

常に前向きに考えることができ、笑顔を忘れなければ、子どもたちからも好かれやすくなります。

・感受性が豊かな人

感受性が豊かな人も、保育士に向いていると言われることが多いです。

子どもは好奇心が旺盛なので、日々の生活の中でいろいろな発見をします。

発見したものに対して疑問を抱き、保育士に投げかけてくる子もいます。

そのような子どもたちと一緒に考えたり、子どもが出した答えに寄り添った対応をとったりできると、好奇心がより広がっていき、感受性も高まるのです。

そうするためには、保育士自身の感受性が重要になります。

感受性が豊かな保育士だと子どもの小さな変化にも気が付きやすいので、成長をサポートするための理想的な方法を楽しみながら考えることができるとも言えます

・見通しを立てて考えることができる人

院内保育士を含む保育士の仕事には、保育室の環境を作ることや活動の内容を考えることも含まれています。

保育室の環境作りには机や備品の位置を決めることが含まれるのですが、子どもたちがどのような行動をするのか予測した上で考える必要があります。

また活動内容については、将来的にできるようになった方が良いことが何か考え、どのような取り組みを取り入れればいいか決めていくことになるのです。

子どもにとってより良い保育を提供し続けるためには、それぞれの段階で必要なことを見極めることも重要になります。

そのため、見通しを立てて考えることができる人は保育士に向いていると言えます。

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院内保育士になりたいなら注意点も知っておこう

院内保育士という働き方で保育士の資格を活かすことができます。

しかし、一般的な保育園とは違う部分もあるため、院内保育士になりたいなら注意点についても知っておく必要があります。

・勤務時間が不規則になってしまう

一般的な保育園であれば、残業はあったとしても夜勤はありません。

しかし院内保育園の場合は、医師や看護師が夜勤もしているので、夜間も保育園が開いています。

つまり、院内保育士も夜勤をしなければいけないということになります。

医師や看護師は、急にシフト変更をしなければいけないこともあるため、保護者に合わせて柔軟な対応が必要になるのです。

このことから、日勤だけではなく夜勤もできる人を院内保育園では求めている可能性が高いと言えます。

・理想とする保育ができない可能性がある

病院の中にある保育園は、規模が小さいところが多いです。

さらに、園庭などがなく、限られたスペースで保育をしているというケースも珍しくありません。

そのため、子ども達に外で元気いっぱい遊んでもらいたい、季節を感じられるような行事をしたいと考えている人の場合は、物足りないと感じてしまう可能性が高いです。

それだけではなく、院内保育園にはクラスという概念がないことが多いので受け持ちがありませんし、毎日登園してくる顔ぶれが違うことも珍しくないので小学校に上がるまで成長を見届けたいと思っている人にとってもイマイチだと感じてしまう可能性が高いと考えられます。

このような形態に慣れていなかったり、理解を深められていなかったりすると、理想とする保育ができないという気持ちになってしまいます。

・保育士としてのスキルが身に付きにくい

院内保育園は、一般的な保育園と違って、運動会などの行事がありません。

また、規模が大きい保育園のように多くの子どもを保育するという経験を積むこともできないところが多いです。

そのため、保育士として必要とされるスキルが身に付きにくくなっています。

それがデメリットだと感じてしまう人もいます。

つまり、保育士としてスキルアップを目指していきたいのであれば、院内保育士は避けた方が良いとも言えるのです。

保育士などの資格を活かしたいなら院内保育士も視野に入れておこう

院内保育士は、保育士の資格を活かすことができる仕事です。

保育士の資格を活かして働きたいと考えているのであれば、院内保育士も視野に入れるのがおすすめです。

しかし院内保育士になるには、注意しなければいけないポイントも知っておく必要があります。

特に、夜勤があることは知っておかなければいけない重要なポイントの1つだと言えます。

ライフスタイルによっては冶金が難しい場合もあるでしょうが、そうでなければ院内保育士として活躍することができる可能性が高いです。

院内保育士になりたいと考えている人は、今回紹介した院内保育士になるために必要な資格や向いている人、そして注意点についての理解を深めておくことをおすすめします。

そうすることで、院内保育士としてより活躍しやすくなります。

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