パラシュート反射は、大体生後8～9ヶ月に見られる反応です。
大脳皮質や中脳の発達によって見られる様になり、パラシュート反射は転んだ際に咄嗟に手をついて顔などの怪我を防ぐ上で必要な反射だと言われています。
パラシュート反射は姿勢反射に分類され、年齢を重ねる度に消えていく原子反射と違い、一生身に付いている反射だと言われています。
ですが、年齢を重ねると消える事はありませんが、鈍くはなってしまいます。
8～9ヶ月で見られる反応なので、10ヶ月検診でチェック項目になっています。
個人差があるので、この時期を過ぎてもパラシュート反応を見せない事もあるので、そこまで神経質に考える必要はありません。
保護者によっては、遅い事に不安を感じて保育士に相談してくる場合もあります。
あまり気にして子どもにプレッシャーを与えてしまったり、必要以上に焦って練習を行おうとすると、今度は子どもの負担となってしまいます。
ですから、子どものぺースがある事を伝えて、あまり焦らずに見守る事を提案してください。そして、どうしても気になるという場合は、専門医に再び診察を受ける様に勧めてみてもいいかもしれません。
この時期の子ども達は個人差が大きいので、あまりに気にしなくて大丈夫です。
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