応答的環境とは、子ども達が保護者または大人に対して投げかけた言葉に愛情や肯定を込めて返事をする事です。
例えば、子ども達が大人に対して「ぶーん」「犬がいる」など、それぞれの月齢に応じた言葉で物の存在や気持ちを伝えようとします。
保護者または大人がそれに対し、「そうだね、〇があるね」「本当だ、〇があるね」と愛情を込め、肯定的に返事をする事が該当します。
この応答的環境は非常に大切で、子ども達の自己肯定感や、愛着関係の形成には欠かせません。
子どもが一生懸命大人にアピールをしても、大人側が「はいはい」や無視をしてしまうと、子どもは「話しかけても返事をしてもらえない」と受け止め、喋る気力を奪われます。
そんな中で、子ども達は「自分は話を聞いて貰えない程度の人間なんだ」と感じ、自己肯定感が下がってしまいます。
一度抱いてしまったこの感情はなかなか戻る事はなく、将来対人関係を築く際にも足を引っ張ります。
必ず子ども達の目を見て、大人や保護者は肯定的な声掛けを意識してください。スマホやテレビを観ながらの育児では、子ども達に寂しい思いをさせてしまいます。
子ども達の人格形成・他者との人間関係作りに際しても、応答的環境は大切なのです。
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