カリキュラムとは、子ども達の発達に応じて組まれた教育内容、教育目標を指す言葉です。
学習が行われる幼稚園、認定こども園でよく使われる言葉になります。
保育士はまず、子ども達一人一人の発達段階を把握し、その上で子ども達のどこを伸ばしたいのか、どんな援助を行えばその目標に達する事が出来るのかを細かく考えて計画します。
そして、そのカリキュラムに沿って、子ども達への指導や教材などを与え、発達を促していきます。
乳幼児期の子ども達は非常に個人差が大きいので、中には早い発達を見せる他の子と我が子を比べた保護者から、「何故うちの子はこれができないんですか？」と不安を訴えたり、もっと他の子に追いつくように指導して欲しいと言われる事もあります。
焦る気持ちは十分理解出来ると受け止めた上で、保護者にきっちりと子どもの発達には個人差がある事、その子に合ったぺースがある事を伝えて、理解してもらわなければ、その子自身の負担になってしまいます。
子ども達個々の発達を十分に大切にした上で、保護者にもカリキュラムに関して説明し、必要に応じて理解してもらう事も重要です。
また、子ども達の発達状況に応じて、カリキュラムは臨機応変に変化させても構わないので、常に子ども達に一番合った指導が出来るようにしておきましょう。
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