肢体不自由児施設とは、肢体に不自由がある児童を預かる施設です。
重度心身障害児施設と違い、肢体以外には障害を持っていない人もいます。
知的レベルは高い子が多く、コミュニケーションも言葉で取り合ったり、ジェスチャーで伝え合えるので比較的意思疎通はしやすいです。
食事の介助から排泄介助まで日常生活の多くの補助を必要とし、医療的ケアも必要となるので、看護師や作業療法士達との連携が必要な職場でもあります。
肢体不自由児施設もなかなか成人の施設の空きがなく、自宅にも帰れない子達が多いので、成人済の人も多く暮らしています。
そういった人達も含め、子ども達全員が楽しめる設定保育を考えなければいけません。
また、保護者の中には子ども達の面会を嫌がったり、子ども達に対して様々な感情を抱き、向き合えていない人も多いです。
中には正確に自分の子の持つ障害について理解していない保護者もおり、そういった保護者に対し、しっかりと子ども達の状況、どんな接し方が理想なのか、保護者が再び子ども達と向き合える様にするにはどうしたらいいのかなども、寄り添いながら一緒に考え行動していきます。保護者支援も必要不可欠な職場です。
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