夜間保育とは、夜間に働く保護者達から子どもを預かる事を指します。
従来は日中の託児がスタンダードでしたが、働き方が多様化した事もあって、夜間に子どもを預ける場所が欲しいという保護者が急増しました。
そのニーズを受けて、現在は無認可の託児施設で24時間の託児を行う所が増えています。
認可保育所の中でも、夜間保育を行っている所は少しずつ増えて来ています。
保育士の仕事内容としては、夕ご飯を食べさせ、入浴を済ませてから寝かしつけまでを行うのが夜間保育の特徴です。
一見簡単そうに見えますが、食事の際には食べ方の指導を行わなければいけませんし、ほとんどの園が乳児から幼児まで異年齢で預かっているので、乳児から幼児まで幅広い保育スキル・知識が求められます。
寝る前の絵本読みなどの絵本に関しても、幅広い年齢層に人気のある絵本を選んだりと、様々な工夫が必要です。
また、子ども達が寝入った後には、日中に出来なかった書類整理や清掃などの分担もあるので、「子ども達が寝たから楽」という訳ではありません。
大体夜間保育所は日中と夜勤に分かれ、2～3交代制で子ども達の保育を行います。
子ども達の中には夜間に保護者と離れてしまう事で夜泣きをしたり、保育士に寂しさを訴えてくる事もあるので、そういった子ども達の気持ちに寄り添い、安心を与えられる存在になる事が求められます。
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