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残業代が出ない?保育士の持ち帰り仕事とは

株式会社マイナビのプロモーションを含みます
持ち帰り仕事

私は佐々木は元保育士として10年間、子どもたちと過ごしてきました。

保育士の仕事は、子どもたちの笑顔や成長を間近で感じられる、素晴らしい仕事です。でも、その裏には、残業代が支払われないサービス残業や、夜遅くまで続く持ち帰り仕事の厳しい現実があります。

この記事では、私の経験をもとに、保育士が直面する労働環境の実態、残業代が支払われない理由、持ち帰り仕事の過酷さ、そして働きやすい職場を見つけるヒントをご紹介します。

保育士のリアルな労働環境

保育士として働いていた頃、毎日子どもたちの笑顔に癒されながらも、労働環境の厳しさを感じていました。

朝7時に出勤し、夜7時を過ぎても園にいることがよくありました。

厚生労働省の2024年の調査によると、保育士の平均年収は約330万円で、全産業平均の430万円を大きく下回ります。それなのに、約4割の保育士が「残業代は支払われない」と回答しています。

私がいた園でも、持ち帰り仕事でプライベートがほとんどない同僚がたくさんいました。

現在、2025年時点で保育士は約2万人が不足していると言われ、少ない人数で膨大な仕事をこなすため、残業や持ち帰り仕事が当たり前になってしまうのです。

残業代が支払われない理由

なぜ保育士の残業代が支払われないのか、ずっと疑問でした。

ある日、園長に勇気を出して聞いてみたことがあります。「保育料が安すぎて、残業代を払う余裕がないんだ」とのことでした。

認可保育所の保育料は、保護者の所得に応じて月2~8万円程度です。これで園の運営費、教材費、給料を賄うのは本当に難しいのです。国や自治体からの補助金もありますが、施設の維持や基本給に優先的に使われ、残業代に回ることはほとんどありません。

さらに、業界全体に「サービス残業は当たり前」という空気が根付いています。

私も新人の頃、先輩が残っているのに帰るのが申し訳なくて、つい遅くまで残ってしまったことが何度もあります。このような構造が、残業代の支払いを難しくしているのです。

職場が残業を増やす仕組み

保育士の残業が多い理由は、職場の仕組みにもあります。

子どもたちの安全が最優先なので、日中は保育業務に専念しなければならず、書類作成や準備の時間はほとんど取れません。

たとえば、保護者のお迎えが遅れたり、急なトラブルが起きたりすると、定時で帰るのはほぼ不可能です。

それに、職場の雰囲気も影響します。

保育士の仕事はチームワークが大切なので、「みんなで協力する」という文化があります。

でも、それが「残業している同僚を置いて帰れない」というプレッシャーに変わることもあります。

特に新人の頃は、先輩より先に帰るのが気まずくて、つい残ってしまうことが多かったです。このような環境が、残業を増やしてしまうのです。

持ち帰り仕事の正体

持ち帰り仕事とは、園で終わらなかった業務を自宅でこなすことです。

私がよく持ち帰っていたのは、翌日の保育の準備や子どもの成長記録の記入、保護者向けのクラスだよりの作成、教室の壁面装飾の制作でした。行事前には、運動会や発表会のプログラムや小道具の準備も加わります。

これらの仕事は、日中の保育中には手が回らないので、仕方なく自宅でやることになります。

でも、夜遅くまで作業しても、次の日の出勤は早朝なので、睡眠時間が削られることもしばしばでした。持ち帰り仕事は、保育士の日常の一部になってしまうのです。

プライベートを奪う持ち帰り仕事の影響

持ち帰り仕事は、保育士の心と体に大きな負担をかけます。

たとえば、夜遅くまでクラスだよりを作ったり、壁面装飾を切ったりしていると、睡眠時間が3~4時間しか取れない日もありました。次の日、子どもたちに笑顔で接するのは本当に大変でした。

プライベートと仕事の境界が曖昧になると、ストレスがたまり、燃え尽き症候群のリスクも高まります。

2023年の日本保育士協会の調査では、約3割の保育士が「仕事のストレスでメンタルヘルスに影響が出た」と答えています。

私も、持ち帰り仕事が続いた時期は、休日も仕事のことを考えてしまい、リフレッシュできない日々が続きました。このような状況が、離職につながることも少なくありません。

行事前の過酷な日々

特に大変だったのは、運動会や発表会などの行事前です。

この時期は、普段の保育業務に加えて、衣装や小道具の制作、プログラムの作成、リハーサルの調整、保護者への連絡が重なります。園に23時まで残っても終わらず、持ち帰り仕事が増えることもありました。

ある発表会の前は、プログラムを仕上げるために帰宅後も朝3時まで作業し、7時には出勤という日もありました。

睡眠不足のまま子どもたちと向き合うのは、精神的にも体力的にも限界でした。それでも、子どもたちの笑顔のために、笑顔で頑張るしかなかったのです。

残業代を支払う園もある

残業代が出ない園が多い中、ちゃんと支払ってくれる園も存在します。私が働いていた園の同僚が転職した先では、残業代が全額支給され、持ち帰り仕事もほとんどなかったそうです。

近年、保育士不足が深刻化する中で、人材を確保するために待遇を改善する園が増えています。

たとえば、大手が運営する保育園や、残業時間をしっかり管理する園では、残業代が出やすい傾向があります。

こうした園は、マイナビ保育士のような転職支援会社や求人情報、口コミで探せば見つかります。希望の光は、確かにあるのです。

良い園を見分けるポイント

残業代を支払う良い園を見分けるには、どんなポイントに注目すればいいのでしょうか。

私が転職活動をした経験から、気づいたことがあります。

まず、求人情報に残業代の支給条件や労働時間が明記されている園は、信頼できる可能性が高いです。また、労働時間をタイムカードやシステムで管理している園も、残業代をきちんと支払う傾向があります。

さらに、面接時に残業や持ち帰り仕事の実態を質問することも大切です。

私はある園の面接で「持ち帰り仕事はありますか?」と聞いたら、「禁止しています」とはっきり答えてくれて、安心したことがあります。

こうした情報収集が、良い園を見つける鍵になります。

残業を減らす園の努力

最近、残業や持ち帰り仕事を減らそうと努力する園も増えています。

私が知っている園では、書類作成をタブレットで効率化したり、行事の装飾を簡素化したりしていました。清掃や準備をパートスタッフに任せる園もあり、保育士の負担が減っていました。

こうした取り組みは、保育士の働きやすさを高めるだけでなく、子どもたちと向き合う時間を増やす効果もあります。

私が最後に働いた園では、業務をチームで分担するルールがあって、持ち帰り仕事がほとんどなくなりました。こんな園が増えると、業界全体が変わるかもしれないと感じます。

残業のない保育の仕事

実は、残業や持ち帰り仕事がほとんどない職場もあります。

たとえば、託児所は行事や書類が少なく、子どもを預かるのがメインなので、残業が少ないです。商業施設のキッズスペースも、短時間の預かりが中心で、定時で帰れることが多いです。

小規模保育園や企業内保育所も、業務量が抑えられる傾向があります。

私が知り合いの話を聞いた企業内保育所では、完全定時退勤で、プライベートがしっかり確保できると言っていました。こうした職場は、働きやすさを重視する保育士にとって魅力的です。

残業代を手に入れるコツ

残業代を確実に手に入れるには、ちょっとしたコツがあります。

私が試したのは、残業代が支払われる業務を積極的に引き受けること。たとえば、延長保育や行事準備は、残業代が明確に出る場合が多いです。

また、残業時間をタイムカードや自己申告で記録しておくと、請求しやすくなります。

面接時に、残業代や労働条件をしっかり確認するのも大事です。

私は転職の時、「残業代は1分単位で出ますか?」と聞いて、納得できる園を選びました。

でも、残業ばかりだと体を壊すので、バランスを考えることも忘れないでくださいね。

企業内保育所の可能性

最近、注目しているのが企業内保育所です。

大手企業が従業員向けに設置する保育所は、資金力があるので、給与が高く、残業が少ないことが多いです。

私が話を聞いた保育士は、IT企業の保育所で月収35万円、完全週休2日制を実現していました。福利厚生も充実していて、まるで別世界のようでした。

ただ、企業内保育所の求人は数が少ないので、早めに情報収集を始めるのがおすすめです。転職エージェントに相談すると、非公開求人を紹介してもらえることもあります。

こんな職場なら、保育士の仕事がもっと楽しくなると思います。

転職で変わる働き方

保育士の労働環境は、園によって本当に違います。

残業代が出なかったり、持ち帰り仕事に追われたりするなら、転職を考えてみるのも一つの手です。

私が転職した時、求人サイトやエージェントを活用して、待遇の良い園を探しました。面接では、残業や休日数をしっかり確認して、自分に合う職場を選びました。

転職した同僚は「残業のない園に変わったら、子どもたちと向き合う余裕ができた」と言っていました。

私も、持ち帰り仕事がない園に移ってから、プライベートが充実し、仕事の楽しさが戻りました。転職は勇気がいるけど、一歩踏み出せば変わるんです。

保育士の未来を考える

保育士の労働環境は、ゆっくりですが改善の兆しが見えています。

政府は2025年度から処遇改善の補助金を増やす予定で、給与アップや残業代の支給を後押ししています。デジタル化や業務効率化を進める園も増え、働きやすい環境が広がりつつあります。

でも、業界全体が変わるには時間がかかります。

だからこそ、自分に合った職場を自分で探すことが大切です。私も、いろいろな園を経験して、ようやく理想の働き方を見つけました。

保育士のやりがいを、ストレスなく発揮できる未来を、みんなで作っていけたらいいなと思います。

まとめ

保育士の仕事は、子どもたちの未来を支える素晴らしい仕事です。

でも、残業代が出ないことや、持ち帰り仕事の多さが、多くの保育士を悩ませています。その背景には、保育料の低さや職場の仕組み、業界の慣習があります。

一方で、残業代を支払う園や、残業のない職場も存在します。

企業内保育所や小規模施設は、待遇と働きやすさが両立できる可能性があります。自分の価値を認め、プライベートも大切にできる職場を見つけるために、情報収集を始めてみませんか。

保育士としての情熱を、笑顔で続けられる環境が、きっと見つかります。

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