保育園の多すぎる行事はいらない

2019年12月17日

発表会

 

保育園の業務をこなす中で保育士達が特に苦戦をするのが、保育園の多すぎる行事です。

保育園では一年を通してさまざまな大小の行事が行われており、その開催の度に、保育士達は準備に追われてしまうのです。

保育園の行事は、果たして保育士として成長していく上で必要なのでしょうか?

 

保育園の行事はどんなものがある?

まずはどんな行事が年内を通して行われているのか、よく考えていってみましょう。

 

◯入園式

まずは入園式から始まります。新しい子供達を受け入れて、一年の始まりを実感する日となります。

多くの園はこの入園式に合わせて、進級式も執り行っているようですね。行事自体は担任保育士が新入生の名前を呼んだり、保育のルールを保護者に説明することが主になります。

年少さんくらいから、入園式に参加して出し物をしたりすることもあるので、その指導なども仕事になります。

大体午前中で入園式・進級式は終了し、そのあとは片付けと反省会で終わります。

 

◯お花見

お花見も行事の一つです。お花見に併せて、遠足や園外の散歩などもこの時期には行われます。

子供の引率や、把握、そして子供達とどんなコースを見学するかを事前に行って確認しなければいけません。

 

◯子供の日

子供の日は保育園でもかなり大切な行事の日です。

それぞれの月齢でやることは違いますが、多くの場合は子供の日の由来を絵本や紙芝居で説明し、子供達と簡単な工作を行った上で子供の日のおやつを食べたりする流れとなります。

子供達が工作する道具を事前に用意しなければいけませんし、絵本や紙芝居の選別は保育士の役割となります。

 

◯七夕

七夕も同様に、行事の説明をしたりしますが、月齢が高くなると慣れてきたこともあって、保育士が紙芝居を行なっていたのを演劇で表現したりするところもあります。

そうなると、劇の指導から始まり、衣装はもちろん手作りなので、クラス全員分の衣装を作らなければいけません。(※保護者にお願いする園もあるようです)

 

◯プール

プールは命にも関わるので、かなり神経を使う行事です。プールを出して子供達を遊ばせる間の把握から始まり、片付けや玩具の消毒なども役割に含まれます。

 

◯十五夜のお月見

行事の中でもここでは多くの場合調理が入ってきます。十五夜のお月見のためのお団子作りとして、子供達とお団子作りをするのです。

中にはこの行事を保育参観として保護者と行うという園もあります。

調理は子供達全員に、衛生的に取り組んでもらうために指導がかなり大変ですし、食材の準備・下拵えもあって大変です。

もちろん行事の説明もあるので、かなりバタバタする行事の一つでもあります。

 

◯ハロウィン

衣装作りが特に大変な行事です。

保護者に任せる所もありますが、そうなるとどうしても格差が出て来てしまったりしてクレームの元となってしまうので、保育園で用意するところも多い様です。

そうなると、全員に均等な可愛らしさを与えられる服を作らなければいけません。

最近では、保護者に協力を仰ぐ園もあるようですが、家庭によっては材料を用意するのが難しかったり、作る時間がどうしても取れないというところもあるので、平等にするためにも保育士にこの仕事が任されることが増えつつあるようです。

 

〇生活発表会

ハロウィンから息つく間もなく迎えるのが、この生活発表会です。

この発表会は、月齢も高くなってきた子ども達が、自分達の成長を保護者に伝える大切な場です。

そのため、失敗は許されませんし、保護者が我が子の成長を実感できる出し物を選んで、練習しなければいけません。多くの場合、ダンスや劇を行うことになり、衣装作りももちろんあります。

 

〇保育参観

上記のメイン行事の合間に、年に数度行われる保育参観。

普段の子ども達の保育所での様子を見てもらったり、子ども達に軽い劇やダンスをして、保護者に普段の保育でどんなことをしているのか知ってもらうきっかけになります。

 

保育園は何でこんなに行事が多いの?

では、今度は何故こんなにも保育園では行事が多いのか理由を探っていきましょう。

行事の多さの理由には、やはり保護者達の保育所への不安があがります。

 

保護者達は、多くの場合自分の家の近くや、区役所で紹介された保育所に入ることになります。

稀に、自分達で独自の保育を展開する無認可保育所に、その保育を目当てに入る保護者もいますが、無認可保育所は補助費が出ないため保育料も高額で、多くの保護者は認可保育所に入ります。

 

しかし、自分で選んだわけではないために、子どもが嫌な目に遭っていないか、どんなことを普段は保育園でやっているのか、保育士はどんな保育を展開して、どう子どもと関わっているのかなど、疑問はさまざま浮かんでくるのです。

そこで、その不安を解消して、少しでも保護者に子ども達が保育所で楽しく過ごしていること、成長してきていることを知ってもらうためにも、行事をたくさん開催しているのです。

 

行事はどの保育所でも多いものなの?

実は全ての保育所が上記のような行事を全て行っているわけではなく、行事が少ない園も存在するのです。

特に無認可保育所の場合は、特に規定もないので好きにカリキュラムを組めるため、普通の保育所ではしないようなリトミックなどの行事を取り入れたり、園外保育をたくさん組んだりと自由にしています。

準備に手のかかる行事をたくさん行うのではなく、準備に手がかからない行事を開く分、何度も行事を開催して子ども達に楽しんでもらおうとする努力が伺えます。

 

子ども達が楽しめなければ行事なんていらないのでは

大切なのは、子ども達が行事が多いことを楽しんでいるかどうかです。

行事を盛りだくさんに行うということは、その分準備や練習も子ども達に降りかかってきます。次々に行事が控えているため、息つく間もないのは子ども達も同じです。

 

保護者に安心して欲しいのも分かりますし、保護者に自分の成長した姿を見せられて、子ども達が誇らしい気持ちになるのも素敵なことです。

しかし、その反面で子ども達が本当に行事を楽しめているのか、保育士達はしっかりフィードバックすることが大切です。

保護者のため、園の保育方針のための行事は、大人のエゴでしかありませんし、保育士にとっても子ども達にとっても苦痛なものになってしまいます。

 

対して、子ども達が楽しめる行事を組んでいる園では、やはり子ども達はのびのびと保育を楽しめる環境を得ていますし、行事=楽しいものという公式もできあがっています。

子ども達のためを思った、楽しい行事を今一度見直すことも大切でしょう。

 

行事のない保育園はどんなところ?

極力行事のない園で働きたい場合は、まずはその保育園がどんな保育方針をとっているのかを知ることから始めます。

行事を多くしないことで、子ども達とのコミュニケーションに力を入れていたり、大掛かりな行事をしないかわりに、子ども達が喜ぶような保育を取り入れている様子は、それぞれの保育所のHPでも確認ができます。

 

行事を経験しておくと、転職した際に他の園でも行事を取り仕切る能力は身に付きますが、子ども達が本当に望んでいるのは何なのかをよく考え、行事が何のために行われているのかも考え直してみる必要がありますね。

 

保護者も実は大変な思いをしている

保護者も実は結構大変な思いをしているのです。

行事があれば、その分仕事を休まなければいけません。また、行事の前や行事の準備が忙しくなる時期は、なるべく自宅で子どもを見て欲しいと、保育の協力を依頼されることもあります。

 

しかし、どの職場も簡単には休ませてくれませんよね。行事に子どもだけで参加させるわけにはいかないため、どうしても無理が生じてしまいます。

 

他にも、行事によっては保護者に協力を依頼したり、用意してもらうものが増えたりします。

家庭に余裕のあるところならばいいでしょうが、なかなかぎりぎりの生活をしているところにとっては、いきなり何かを用意して欲しいと言われても、難しいのが現状です。

行事で苦しんでいるのは、準備に追われる保育士だけだと思いがちですが、子どもの行事に合わせて動かなければいけない保護者もかなり大変なのです。

 

行事前の保育士は大変…過酷な保育の現場

保育所は延長保育をしても、20時には閉まりますよね。

しかし、行事前となると保育士達はその時間でも帰れません。

会場準備や装飾品製作、衣装製作から当日の動きまで、たくさんの業務が通常の保育の後に課されてしまうのです。

嘘のような話ですが、実際にそれらを終わらせるまでに、午前0時を過ぎることも珍しくはありません。保育園全体での残業になるので、早く帰るとも言いづらいでしょう。

 

行事があり、なおかつ行事にかなり力を入れている保育園に入ってしまうと、行事の度にこの過酷な業務をクリアしていかなければいけません。

行事の準備が忙しくなると、子ども達との時間ももちろん減ります。

子どもが好きで、子ども達と接したくて保育所に就職したのに、行事のために子ども達との大切な時間を犠牲にするという事態も起きてしまうのです。

 

保育園での仕事だけではない…

もっと恐ろしいのは、あれだけ保育園で頑張って働いたのに、家に帰っても持ち帰りの仕事があることです。

保育園での仕事に加えて、家に帰ると行事の準備のための製作が待ち構えています。

 

保育園でも仕事が増え、家でも持ち帰りの仕事が発生し、行事がある度にこうして保育士は家でも仕事をしなければいけなくなります。

行事の前になってしまうと、元々少ないプライベートな時間が、更になくなってしまうのです。

こうした仕事ばかりの生活にならないためにも、自分が何のために行事の多い園に入るのか、しっかり考えておきましょう。

 

保育士が就職するなら行事の少ない保育園へ行こう

自分で明確な目的があり、行事に力を入れている園に入るのは良いことだと思います。

しかし、あまり考えもなく、こだわりもなく就職活動をする場合は、なるべく行事の数が少なかったり、そこまで行事に力を入れない園に入職するといいでしょう。

保育士はただでさえ激務なので、行事が重なれば更に忙しくなります。この忙しさが、体調不良の原因にもなります。

長く保育士として働きたい場合は、行事の数も重要なポイントとなることを覚えていてください。

 

行事をもしも任されたら…

多くの場合、それぞれの保育士が年内に行われる行事を分担して指揮を執ります。

行事を任された場合は経験だと割り切って、全力で取り組みましょう。しかし、行事が多過ぎると感じたり、自分に合っていないと感じたら、次の職場を探すのもありだと思います。

自分の体調や、自分のやりたいことを明確にし、その上で園を選ぶことが大切です。

 

行事の少ない保育園で働くことで、何かデメリットは生まれるの?

行事が少ない保育園で働くことによって、何かしらのデメリットが生まれるかと言われると、そうではありません。

行事の少ない保育園で働くことで、子ども達と触れ合う時間も増えますし、残業や持ち帰りの仕事も減るので、その分自分のプライベートな時間を充実させることができます。

 

行事の少ない保育園だからと言って、決してデメリットばかりではないのです。

他の保育園に転職する際も、行事の少なさで転職が不利になることは一切ありません。

行事の少ない保育園で働き、自分の時間を有効に使うことこそ、賢い時間の使い方だと言えるでしょう。

 

行事が多過ぎるのは改善される?

やはり行事は伝統的に続けられているものであるため、簡単にこの代からやめますとは言えません。

行事が苦痛であっても、保育園側に相談したところで、行事を辞めるのは難しいという返事が来るのは見えています。

やはり、行事が多過ぎると感じた場合には、自分が行事の少ない園に移動することが解決策だと言えるでしょう。

 

保育園の多過ぎる行事は必要?

上記を読んだ上で判断すると、子ども達の喜ばない行事は必要ないと言えるでしょう。

多過ぎる行事は伝統的に行われているため、ただ辞め時が分からずにずるずる続いているだけだとも言えます。

 

多過ぎる行事を売りにしている園は働く上では保育士にとって負担が大きいので、よく考えた方がいいでしょう。

保育園でしっかりと働いて長い期間保育士として活躍するためにも、自分の負担の少ない働き方はどんなものかを日々模索することが大切です。

 

行事が多過ぎる園で働いている人にとって、それだけで転職してもいいものかと悩むかもしれませんが、良いのです。

自分が体調を崩さないためにも、行事の必要性について考えてみてください。

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