
保育士は国家資格ですし、自分で資格を得ようと独自受験すると合格率はかなり低い難関の資格でもあります。
しかし、その保育士資格を取得し、現場で経験を積んでも、ダメな保育士はたまにいます。
なかなかダメな保育士を見抜くのは難しいですが、ここでは特徴を紹介していきます。もしも当てはまるような先生がいた場合は、しっかりと指導して子ども達の安全を確保してあげてくださいね。
ダメな保育士=事故やトラブルを見逃す、という公式が成り立つので、子ども達にも危険が迫ってしまうのです。子ども達のためにも、ダメな保育士を見抜くように心がけてくださいね。
ダメな保育士の特徴とは?
では、早速具体的なダメな保育士の特徴を紹介していきます。
いつも動きが怠そう
保育士は常に動き回る大変な仕事です。ですから、メリハリが大切な仕事でもありますが、そのメリハリを間違っているのもダメな保育士の特徴です。
ダメな保育士は、人の目がある所でも、堂々と楽をしようとのろのろと動く傾向があります。
こうしたダメな保育士の動きに注目し、子どもの前・保護者・保育士の前ではきびきび動く様に伝えましょう。
一人動きが悪いだけで、保育園全体のイメージダウンになりますし、子ども達は常に大人をよく見て真似をします。
怠そうにしていると、子ども達も真似をして怠そうにする危険性もあるので、必ず子ども達の前ではしっかり動くように指導してください。
「でも」「だって」が多い
自分がやっていないことなどを否定するのは大切なことですが、自分が悪くて指導をされているのに、それに対して「でも」「だって」と言うのは、大間違いです。
それはただ指導して頂いている相手に失礼になりますし、言い訳にしかなりません。
自分が指導をされたら、素直に受け入れる気持ちが大切です。
それぞれの保育士で保育観が違いますが、その保育観と言い訳は違います。
もしも言い訳ばかりする保育士がいたら、しっかり指導を行って、「でも」「だって」を言わないように指導しましょう。
笑顔がない
ダメな保育士は子ども達に対して威圧感を与えることも特徴として挙げられます。
その威圧の最も多い方法が、笑顔がないことです。子ども達は大人の機嫌を雰囲気や表情で読み取ります。その能力は高く、適当に作り笑顔をしてもすぐに分かってしまいます。
保育士の笑顔がなければ、自然と子ども達はその保育士に寄り付かなくなりますし、指示も聞かなくなります。
そうしたことにならないためにも、保育中は必ず笑顔で子ども達に接するように徹底しましょう。それが出来なければ、子ども達の前に立つ資格はありません。
笑顔がないことに加え、最近では子ども達はどうせ意味が分からないだろうからと舌打ちをする保育士も出て来ています。子ども達は絶対に舌打ちにも気付きますし、大人の舌打ちには怯えます。
一度子ども達に怯えられると、そのイメージを払拭するのは大変です。必ず子ども達に対して、笑顔で優しく接するようにしましょう。
不適切な声かけや叱り方のミス
「ダメ! そんなことしちゃいけない!」というきつい言葉を連発する保育士は、子どもを萎縮させてしまいます。
これは、保育士のコミュニケーションスキルの不足が原因で、子どもの自己肯定感を低下させる問題行動です。
失敗例として、製作活動中に「汚いね、そんなの」と無意識に言ってしまうケースが挙げられます。これにより、子どもが「自分はダメだ」と感じ、創造性を失う恐れがあります。
注意すべき点は、声かけの「トーン」と「内容」です。叱る際は「こうしようか?」と肯定的な提案を加えるのがコツ。
例えば、「危ないよ、転んじゃうよ。手をつないでお散歩しよう!」のように、理由を説明しつつ導く形にしましょう。
こうした声かけは、子どもの安全管理にもつながり、保育士のプロフェッショナリズムを示します。
また、優しすぎる保育士も問題です。「何をしても許す」態度は、ルールの重要性を子どもに教えず、集団生活の基盤を崩します。 バランスの取れた関わりが鍵で、厳しさと優しさを兼ね備えた「温かい指導」を心がけましょう。
日常的に振り返りノートをつけることで、自分の声かけパターンを改善できます。
準備ができていない
保育士だけに限りませんが、保育園は一日のスケジュールがきっちりと決まっていることが多いです。そのため、一度何かが狂ってしまうと、その後の予定全部が狂ってしまいます。
しっかりその時間になったら食事、設定保育などが始められるように逆算しながら動かなければいけないのですが、先を見越す力の弱いダメな保育士は、どうしてもそれができません。
そのため、準備ができておらずいつも予定が狂い、子ども達の御昼寝の時間が短くなったり、遊ぶ時間が短くなったりと子ども達にしわ寄せがいってしまうのです。
きちんと先に準備をする、これが出来ていないダメな保育士はしっかり指導する必要があります。
保護者と信頼関係が築けない
上から目線のアプロバイスが招くトラブル
「もっとこう育てればいいのに」と、保護者の子育てを批判的にアドバイスする保育士は、避けられる存在です。
これは、保育士の知識を押しつける態度が原因で、保護者の反感を買います。失敗例として、連絡帳に「甘やかしすぎです」と書くようなケースがあり、保護者が「自分たちのやり方を否定された」と感じ、園との距離を置くようになります。
注意点は、共感を先にするコミュニケーションです。
「大変ですね。私も似た経験がありますが、こんな方法はどうでしょう?」と、保護者の立場を尊重した提案を。こうすることで、保育士の保護者対応スキルが向上し、信頼関係が深まります。
「保育士の保護者対応のコツ」を意識したこのアプローチは、保護者満足度を高め、園の評判向上にも寄与します。
連絡の伝え忘れやNGワードの使用
連絡事項の漏れは、保育士の基本的なミスです。アレルギー情報や体調不良の報告を忘れると、重大な事故につながる可能性があります。
また、保護者への言葉選びも重要。「お子さんはいつも泣いてますね」といったネガティブな発言は、保護者を傷つけます。
失敗例として、着替えの入れ間違いが挙げられ、衛生面でクレームになるケースです。
対処法は、チェックリストの活用と、口頭報告の徹底。保護者との面談を定期的に行い、フィードバックを求める習慣を付けましょう。これにより、「情報共有の徹底」が自然と身につきます。
何でも回避しようとする
保育士は新人時代からさまざまな仕事を任されます。
それは押し付けではなく、ある程度良い立場になった際に、もっと重要な役割を担う時に隅々まで支持を出せるようにという配慮からです。
しかし、ダメな保育士はこの配慮も、仕事をお躾けられていると感じて、仕事を放棄したり、何かと事情をつけて仕事をしないで良いように回避しようとする動きを見せます。
何でも仕事から逃げ回っては、その先の大きな仕事も任せられません。
そうした逃げ回る癖のあるダメな保育士に対しては、能力に合った仕事をさせて、まずは一つのことをやり遂げる大切さから教えて行きましょう。
二人組で仕事をさせると絶対にもう一人の方に負担がいってしまうので、必ず二人組をする際は、きちんと注意のできる先輩保育士と組ませるようにしてくださいね。
ダメな保育士になってしまう原因は?
ダメな保育士になってしまう原因として、元々保育士になりたくなかったということが挙げられます。
保育士は国家資格なので、就職には困りません。そのため、その安定を求めて、子どもの世話なら楽だろう…と思って、保育士資格を取得する人も増えているのです。
保育士は子どもが好きではないと務まりませんし、子ども達が喜ぶことを第一に毎日の保育、環境設定をしなければいけないので、かなり大変です。
皆子ども達の笑顔を見ることで、やりがいを感じて再び頑張れているのですが、子どもが好きではない人からすれば、子どもの笑顔を見ても癒されませんし、薄給で仕事も多いと次第に手を抜く様になります。
また、環境が悪く、ダメな保育士ばかり集まってしまうと、今度は虐待が起きてしまいます。
ダメな保育士は放っておけば良いと思うかもしれませんが、そうもいきません。
ダメな特徴を改善するための実践的なアドバイス
これまで挙げてきた「ダメな保育士の特徴」を振り返ってみると、多くは日常の習慣やマインドセットの積み重ねから生じています。
幸い、これらは意識的に取り組むことで十分に改善可能です。
ここでは、具体的な特徴ごとに分けて、実践的なアドバイスを詳しくお伝えします。すぐに取り入れられるステップを重視し、長期的な習慣化のヒントも加えました。
保育士の皆さんが、自分らしい「良い保育士」へと成長するための参考にしてください。
子どもとの関わりを温かくする習慣づくり
子ども目線の特徴、例えば笑顔の欠如や不適切な声かけを改善するには、まず「小さな行動の積み重ね」が鍵です。
毎日の朝礼で「今日の笑顔目標」を自分に課すところから始めましょう。
例えば、登園時の挨拶を「元気? 今日も一緒に遊ぼうね!」とポジティブに変えるだけでも、子どもたちの反応が変わります。
実践ステップとして、1週間ごとに自分の声かけを録音・振り返り、肯定的な表現を増やすことをおすすめします。
また、叱り方のミスを防ぐために、「3つのR(Reason:理由、Redirect:方向転換、Reinforce:強化)」のフレームワークを活用しましょう。
理由を簡潔に説明した後、代替行動を提案し、最後に褒めて締めくくるのです。
例えば、「おもちゃを投げると危ないよ(理由)。一緒に積み木で遊ぼう(方向転換)。上手に積めたね、えらい!(強化)」。これを習慣化すれば、子どもの自己肯定感を育てながら、ルールを自然に学べます。
さらに、絵本や歌を交えたロールプレイングを同僚と練習すると、即戦力になります。こうした取り組みは自身の成長を実感しやすくなります。
保護者対応を信頼ベースに変えるコツ
保護者からの信頼を失う特徴、例えば上から目線のアプロバイスや連絡ミスを直すには、「聴く姿勢」を最優先に。
アドバイスする前に「それは大変ですね。お母さんの気持ち、よくわかります」と共感を示す習慣を付けましょう。
実践として、連絡帳の書き込みを「事実+ポジティブなエピソード+質問」の形式に。
例えば、「今日はお友達と上手にシェアできました! 次はどんなおもちゃが好きですか?」と、保護者の意見を自然に引き出すのです。
これにより、単なる報告から対話へシフトし、信頼関係が深まります。
連絡の伝え忘れ対策には、デジタルツールの導入が効果的。園内の共有アプリでアレルギー情報や体調メモをリアルタイム更新し、ダブルチェックをルール化しましょう。
また、NGワードを避けるために、毎月の保護者ミーティングで「今日の良かった点」を共有する時間を設け、ネガティブな話題を最小限に。
こうした「保育士の保護者対応のコツ」は、保護者満足度調査で高い評価を得やすく、園全体の評判向上にも寄与します。
最初は抵抗があるかもしれませんが、1ヶ月続ければ自然になります。
同僚とのチームワークを強化するコミュニケーション術
報連相の不足やネガティブ思考が人間関係を乱す場合、まずは「共有の文化」を自分から作るのが近道です。報連相を「すぐ・簡潔・共有」の原則で実践しましょう。
例えば、子どもの小さな変化を「今、〇〇ちゃんが熱っぽいです。午前中の活動後チェックお願いします」と、具体的に伝える。 ミーティングでは、1分以内で要点をまとめる練習を。アプリやホワイトボードを活用すれば、負担も軽減されます。
ネガティブ思考の改善には、「感謝日記」の習慣をおすすめします。1日1つ、同僚の良い点をノートに記入し、翌日の朝礼で共有するのです。
おしゃべり過多を防ぐには、休憩時間を「リフレッシュタイム」と位置づけ、子どもたちの声が聞こえる距離を保つルールを自分に課しましょう。
人間関係の悩みが深刻な場合は、園内のメンター制度を活用したり、外部のカウンセリングを検討したりするのも有効です。
これらを積み重ねることで、「保育士の人間関係改善」の好循環が生まれ、離職率の低下にもつながります。
安全管理を鉄壁にする日常ルーチン
安全管理の失敗を防ぐには、ルーチンを「見える化」することが重要。毎朝の環境チェックをチェックリスト化し、写真撮影で記録を残しましょう。
例えば、家具の固定や道具の整理を5分で完了させる習慣を。 子どもたちにも「安全探偵ごっこ」で楽しくルールを教えると、協力度が上がります。
アレルギー対応では、「3人体制の確認」を徹底。給食時や投薬時に、別の人にダブルチェックを依頼するのです。 研修では、シミュレーション演習を積極的に参加し、緊急時の対応フローを体得しましょう。
こうした「保育士の安全管理のポイント」は、事故防止だけでなく、保育士自身の安心感を高めます。
ダメな保育士も更生できる
どうしてもダメな保育士=更生できないと思いがちですが、実際は更生できます。
保育士としての楽しさを見出してあげれば、段々と保育の仕事の楽しさに気付いて、子ども達とも上手に接することができるようになるのです。
まずはダメな保育士がどんな傾向があるのか、どうすれば改善されるかを考えて行ってみてくださいね。子ども達の安全と、楽しい毎日のために頑張りましょう。
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