
保育園にも慣れて、梅雨を迎える6月ですが、この6月は保護者も不安に思っているのを覚えておきましょう。
梅雨であるために外遊びがなかなかできず、子供達はストレスを溜めやすい時期でもあります。
そこで、保育園ではストレスを上手く解消して、楽しく遊べているということをおたよりを通して伝えることが大切です。
6月のおたよりの例文集
それでは、おたよりの内容に入っていきます。
挨拶
雨が長く続くことでどうしてもマイナスなイメージの強くなる季節ですが、マイナス面をプラスに転じさせる挨拶が必要です。
例えば、
文例「雨が降り続く季節になりましたが、子供達は元気いっぱいの笑顔でホールを元気に駆け回っています。」
など、活発に身体を動かして遊び、発散できていることを伝えるのが大切です。
他にも、
文例「雨で外遊びが難しい時期になりましたが、子供達と一緒に雨合羽を着て雨の日のお散歩を楽しみました。」
など、雨でなければ楽しめないイベントを考えて、実行してそれを写真と一緒に載せると良い思い出になります。
また、
文例「雨が降り続いていますが、子供達は雨でなければ会えない生き物との触れ合いを楽しんでいます。」
など、カエルやカタツムリなどの生物との触れ合いを楽しみ、倫理的な面も発達しているということも挨拶の中で伝えられます。
雨が降っていることは事実なので、雨を使うのは間違いではありません。
雨を楽しんでいると伝えることもいいですし、「雨の上がった園庭で、子供達は力いっぱい遊んでいます。」など、雨が上がった後でも遊べていることを伝えるのも良いでしょう。
外で遊べない時は、保育園の中で趣向を凝らして、お店屋さんをしたり、映画鑑賞をしたり、保育園の中を探検したり、そうした工夫をしていることも挨拶の中で保護者にお伝えするといいでしょう。
文例「外遊びが出来ない代わりに、保育園の中を探検するのが〇組さんでは流行っています。みんなで〇組さんを見に行って、赤ちゃんに手を振るのが楽しいようです。」
文例「みんなでお部屋で楽しくクッキングを行いました。一生懸命自分達でクッキーを作り、出来上がったものを美味しそうに食べていました。」
この文章構成であれば、楽しく過ごせているのを保護者に伝えることができます。
生物との触れ合いを写した写真
6月はやはり季節の生物との触れ合いがメインになる月でもあります。
子供達はこうした季節の生物を覚え、少しずつ四季を学んで楽しめるように成長していくのです。
生物と触れ合って、楽しんでいる姿を写した写真を掲載し、「カエルさんの背中はぬるぬるしているね!」や、「かたつむりさんひっこんだ」など、子供達が発言したことを吹き出しでくっつけると余計に保護者も情景を思い浮かべやすくなります。
具体的な水泳の用意のお知らせ
水泳の時期が近づいてきます。
子供によっては、体調の変化が敏感で水泳が出来ない子や、水泳を短時間で済ませて欲しいという家庭もあります。
そうなると、水泳以外でも子供達が楽しめるように、専用の設定保育を準備する必要が出てくるので、水泳に関して悩んでいる場合はひと声かけるようにお願いを書いておきましょう。
また、必要なものも記載して確認してもらってください。
それに加えて、プールが何曜日に行われるのかも記載しておきましょう。
その日は朝の検温をお願いしたりしなければいけなくなるので、保護者も把握していると検温忘れも防げます。
文例「プールの季節が近づいてきました。必要な物は以下に記載しているので、用意お願いします。また、プールの日は朝、検温をしてくださるようご協力お願いいたします。」
など、丁寧にお願いするようにしてください。
6月は子供達にも変化が見られる時期
6月は子供達にとっても大変な時期です。
少しずつ新しい環境にも慣れてきたものの、4月からの疲れもありますし、慣れてきたことによって激しい自我も表出してくるので、トラブルや子供達が不安定になることも多々あります。
そのため、保護者は保育園で上手く行っていないのかと不安になる時期でもあるので、しっかりフォローする文章を入れておくようにしましょう。
具体的には、
「子供達も新しいクラスにすっかり慣れて、自分の気持ちを表出できるようになっています。」
など、前向きな文章で子供達に変化が出て来ていることを伝えましょう。
そして、
「外遊びが出来ない分、部屋の中で子供達が楽しめるように設定保育を行っています。」
など、室内でも十分に子供達の発散ができていることを伝えておくことも重要です。
保護者の中には、不安定な子供につられて一緒に不安定になる人もいるので、「何かありましたら、遠慮なく保育士に声をかけてください」と、保育士なら誰でもいいから声をかけるようにお願いしておきましょう。
保護者の中には、補助の保育士や元担任の保育士の方が話しやすいという人もいるので、無理に担任に話すように促すよりは、誰でも良いから打ち明けて欲しいと伝える方が効果的です。
雨で洗い物が増えることへの謝罪も掲載しよう
雨が降っていても、雨の感覚を楽しむために合羽を着て外に出ることがあります。
また、遊んでいて突然の雨に見舞われることもあるので、洗い物が6月は増えてしまいます。
いくら仕方ないこととはいえ、それを洗うのは保護者です。保護者の手間を増やしてしまうことになるので、必ず保護者にはきちんとその旨を伝えて、協力してもらえるようにしてください。
文例「梅雨時期は突然雨が降ってきたりするため、普段よりも洋服が汚れやすくなっており、洗濯のご迷惑をおかけいたします。子供達が気持ちよく外遊びができるよう、協力よろしくお願い致します。」
などで良いでしょう。
また、外遊びの一環で雨の日散歩に行く場合は、
文例「雨が降っている中で、雨の音や感覚を楽しむために、合羽を着て遊びに出ることがあります。つきましては、合羽を用意してくださるようにお願いします。」
などで良いでしょう。
体調管理の喚起も
どうしても子供達は、免疫力も大人に比べて低いために体調管理が難しい面があります。
そのため、保護者に子供達の体調を守ってもらえるように、
文例「梅雨は、食中毒が流行する危険な季節でもあります。手洗いをしっかり行うように子供達に話をしているので、ご家庭でもお願いします。」
と書き添えておくと良いでしょう。
また、保護者の中にも正しい手洗いを知らない人もいるので、別紙で正しい手洗いの方法をまとめた紙を配布したり、入り口に貼っておくのも効果的です。
プールが始まる時期になると、今度は手足口病やヘルパンギーナなどが流行るので、それに関しても周知しておくことが大切です。
体調に気を付けて楽しく6月を乗り切ろう
子供達の体調の変化にすぐに気づくことも大切な時期なので、気を抜かずに保護者にも体調管理の徹底をおたよりで周知しましょう。
そして、外で遊べないうっぷんで起こりがちになるトラブルをどうにか避けて、子供達が楽しく室内でも遊べるように工夫を凝らしてください。
その姿を写真で撮って掲載すると、保護者は雨でも楽しく遊べているのだと安心してくれます。
また、洗い物に関しては何も知らないままでいると、余計に汚れ物が増えたと保護者は不快になる人も出てくるので、必ず仕方のないことなのだと伝えて、協力をお願いするようにするのが大切です。
子供達が快適に過ごすためにも、きちんと工夫して過ごす環境を作っていきましょう。

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