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仕事内容 広告

発達障害が気になる子の関りは、保護者と保育園と保育士がタッグを組んで

プロモーションを含みます。

 

クラスの中にちょっと様子の気になる子どもはいませんか?

集団生活を送る中で場面の切り替えが遅い、集中力がない、ケンカが多いなどほかの子どもと様子が違うと感じる子どもがいて悩んでいはいないでしょうか。

発達の気になる子どもがいるとき、保育士にできることはどんなことでしょう。

発達障害ならそれが保育士でわかる方法があればいいのですが・・

保育士が一人で抱え込まず、保育園全体と保護者の三者で連携を取りながら子ども支える方法を考えます。

 

発達の気になる子どもの様子を客観的に観察しよう

気になる子どもの姿をよく観察し、気づいたことはメモに残しておきましょう。

 

例えば

・友達を意識するような姿が見られずひとりを好む

・自由遊びのときはいつも決まった遊びしかしない(ブロック・ミニカーだけ)

・朝の会、絵本を読む、体操をするなど集団となる時間は必ずふらふらと歩き出す

・名前を呼んでも返事はしないが、そのまま話しかけると会話がかみ合うときがある

 

普段の保育の中で保育士が「問題」「困る」と感じていることを書き出してみることが大切です。

 

また、「問題」で「困る」と感じる子どもの行動があったとき、保育士がどのような関りをしたか、その結果子どもはどうしたか、そこまで書き留めておくことができれば更に良いでしょう。

 

このような記録は、今後子どもの姿を振り返る際や、保護者へ成長した点を伝える上でも役立つことでしょう。

 

発達障害とは? 障害の種類と特徴を知ろう

社会では発達障害のある子どもが増えていると言われています。

発達障害は、保護者の育て方やしつけが原因ではなく、生まれつきの脳神経の障害です。困っている症状を緩和することはできますが、病気ではないので完治はしません。

発達障害は、専門の医師の診断や検査のもと診断名がついてはじめて「発達障害」と言われるものであり、医師でないひとが勝手に発達障害と決めることはできません。

では、発達障害とはどのような障害なのでしょうか。

発達障害にはいくつかの種類があり、その障害によって特徴があります。

また、医師の診断や検査を受けても発達障害と診断がつかない場合もあります。それでも疑わしい場合は成長を待って再検査をしますが、診断名が付かない場合は「未診断・グレーゾーン」と呼ばれることもあります。

 

ASD/自閉症スペクトラム

人と関わるのが苦手で、共感や共有、想像力が乏しくコミュニケーションをとりにくい特性があります。強いこだわりがあり、物事の順番や予定の変更に対してパニックを起こすこともあります。

 

ADHD/注意欠陥・多動性障害

同じ年齢の子どもに比べて、落ち着きがない・集中力が乏しい・衝動的に動く・不注意さがあるなどの特性があります。

また、お喋りが止まらない、順番を待てない、片付けができないなど、年齢が進むにつれて集団生活から浮いた存在になりがちです。

 

LD/学習障害

知的な遅れがないにもかかわらず、文字が読めない・書けない・計算ができないなどの障害があります。

 

未診断・グレーゾーン

発達障害の様々な特性を持ち合わせてはいるものの、発達検査などではっきりとした結果が現れず診断名のつかない子どももいます。医師はそういった子どもを「グレーゾーン」といい経過や成長を観察します。

 

発達の気になる子どもへ保育士にできることとは?

発達の気になる子どもや、発達障害のこどもへ、保育士ができること、していくべき関りとはどのようなことなのでしょうか。

 

保育士の人員を増やそう

発達障害のある子どもと、そのほかの子どもの両方にしっかりと関りが持てるよう、クラスに入る保育士の人数を増やしてもらいましょう。

まずは同じ保育士がしっかりと発達障害のある子どもと関わり、信頼関係を築くことで、心の安定を図ります。安定した心の土台ができてくると集団生活や友達、ほかの保育士への関心も広がることでしょう。

また、発達障害のある子どもにはどうしても声かけが多くなってしまうもの。

その様子をみるほかの子どもたちが、障害のある子どもはいつも注意されている、いつも叱られているなどといったイメージを抱いてしまい、距離ができてしまいます。

そうならないためにも、必ず加配をしてもらいましょう。

 

保護者と情報交換を密にしよう

保護者が発達障害のある子どもに対して「困っている」「どうしてよいかわからない」と思っている段階であれば、発達について少し気になっているという保育園の所見を伝えてみましょう。

相談支援や相談機関などを仲立ちとなって紹介してあげるのもいいですね。

障害かどうかは保育士には判断できませんので、育児のしにくさや発達のちょっとした遅れが気になるということを前提に伝えましょう。

 

また、既に医師から診断を受けている場合は、医療機関や療育機関、児童デイサービスなどと連携を取り、同じ方向性の関りができるようにしましょう。

 

関係機関と連携を取ろう

医療機関や相談機関などと一緒に同じ方針の関りができるよう、時には面談を行いましょう。

保育園で過ごす時間が一番長いので、日常の様子や保護者との関り、気になる姿や保育士の関わり、成長した面など日ごろからメモに取っておきましょう。

 

また、関わり方や発達障害の捉え方については日々情報が進化しています。専門家や医師には積極的に質問しましょう。関りについてアドバイスを受けた場合は、園に持ち帰り全職員と情報共有していきましょう。

 

発達の気になる子に対する視点を変えよう

発達障害のある子どもは、「言うことを聞かない」「集団生活の邪魔をする」「困った子ども」と捉えられがちです。けれど本当にそうなのでしょうか。

子どもに寄り添った関り方とは、どのような関りなのでしょう。

 

困らせている?困っているのは本人

名前を呼んでも返事をしない、みんなで集まるときはいつも一人フラフラと立ち歩くなどすることが多い発達障害の子どもたち。

ほかの子どもの手前、注意をしないわけにもいかず、注意をすればほかの子どもを放置することにもなり、クラスがまとまらない!、なぜこんなことになるの? と思ってしまいがちです。

 

けれどそれは大人の都合なのではないでしょうか?

本当に名前を呼んでも聞こえていないのでしょうか。フラフラと立ち歩くのはなぜなのでしょうか。その行動の裏側にある子どもの心を考えてみましょう。

 

例えば、

・集まることで友達と密集することが不快である

・名前を呼ばれると注意を受けるのかもしれないと緊張する

・決まったスケジュールの内容に魅力を感じていない、ほかにしたいことがある

 

このような気持ちがあるのかもしれません。

不安感がが強い、しっかりとした自己が確立している、いつも刺激を求めているので決まった流れに興味を感じない、など、発達障害の特性をよく知ることで、その行動の意味が保育士や周囲の大人を困らせているのではなく、理由があるゆえだということがわかります。

 

また、本当は保育士や友達のそばへ行きたいけれど、勇気がでない、叱られるかもしれない、など不安を抱えているかもしれません。

 

その行動の背景にあるものに目を向けて

発達障害のある子どもの行動の意味を考え、集団の中へ入ることが不安な様子が見えてきたとしたら、次はどうしたらよいかを考えましょう。

みんなとやってみたい工作の時間。みんなで同じ場所で作業したくない、はさみがうまく使えないからやりたくない、のりのべたべた感が気持ち悪いからやりたくない、1作品だけではなくもっとたくさん作りたい、そんな思いがあるかもしれません。

 

そんなときは、

・みんなの姿が見える離れた場所で作業する

・はさみを使うところは保育士が手伝う

・のりはスティック状のものを使う

・ひとつ完成しても時間があれば、もうひとつ作る

 

など、臨機応変に対応をしましょう。大変細やかな対応になるため、初めのうちはマンツーマンの対応が必要になるかもしれません。

 

急には変わらない…スモールステップで進もう

発達障害のある子どもは、周囲が理解をしめすことで大変安心し信頼を寄せます。

その結果、心が安定し思わぬ力を発揮することもあるでしょう。

それまでは、一体何年かかるのだろうと思うような小さな歩みを重ねていくことになります。

それでも、その子どもに合った関りを続けていくことで、ほんの少しずつ集団生活や周囲の友達にも馴染んでいくことでしょう。

 

大きな目標を掲げるのではなく、小さなステップ「スモールステップ」で進んでいくことを心に刻んで関わりたいですね。

そのような丁寧な関りは、周囲の子どもたちにとっても大変有意義なものになるはずです。

発達障害の子どもだけではなく、どの子どもにも苦手なことや辛いことがあるはずです。

発達障害の子どもに関わるうちに、そういった一人ひとりの姿が見えてくることにもなります。保育の仕方や方針を少しずつ変えていくきっかけにもなるでしょう。

職員間での話し合いを密にし、一斉保育や、個別の保育の良い所を取り入れながらより良い保育を模索していきたいですね。

 

みんなで小さな成長を喜び合おう

発達障害のある子どもの関りについて考えてみました。

問題視されがちな子どもの姿も、集団の中の個人としての味方ではなく、一人の人間としてかかわった時、どのような配慮や支援が必要か見えてくるのではないでしょうか。

職員間はもちろん、保護者や関係機関とタッグを組んで、一緒に子育てをしていきましょう。

 

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