環境構成とは、保育士が子ども達の過ごす保育室の環境を考えて、構成していく事を指します。
保育室には実は沢山の意味が隠されています。一見無造作に置かれている様にも感じられる机や椅子、そして棚ですが、子ども達の動線や、他の場所を気にする事なく遊びに集中出来る様にと衝立などの意味も込めて配置されている事があります。
コーナー保育を行っている園では、尚更この環境構成が大切になりますし、子ども達が発達していく上で細かく配置を変えていかなければいけません。
例えば、今までは自由に遊んでよかったスペースに、子ども達の月齢が上がり、ごっこ遊びを取り入れるようになったらおままごとのスペースにするなど、様々な工夫が必要となります。
環境構成は子ども達の発達を促す上で非常に重要な要素となっています。ですから、配置を適当にしてはいけません。
きちんとクラス全体の発達状況を把握した上で、子ども達のベストなタイミングで遊びや新しいコーナー展開が出来る様に常にタイミングを計る事が大切です。
4月などのクラスが始まったばかりの頃は、子ども達の落ち着きもなくなってしまうので、一度複雑な配置はやめて、子ども達が何か揉めた際にすぐに止められるように見守りがしやすい部屋にするなど、その状況によって臨機応変に変えていきましょう。
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