元々は学校の学級内で二人以上の教師が協力し合い、指導計画に沿って子ども達を指導する方法として知られていますが、実は現在はこの手法が保育所と幼稚園でも行われるようになっています。
保育士の人数が増える分、子ども達をしっかり見る時間が生まれ、子ども達の個性や能力、性格傾向の把握にも役立っています。
また、現在ではよく言われる「気になる子」のフォローアップなども、ティームティーチングの方がしやすいので、様々な園でこの手法は取り入れられています。
一見メリットばかりにも見えますが、実際はデメリットも存在します。
まず、保育士が二人いる事でお互いに責任を何となく相手に押し付けてしまうというものです。
一人担任の場合は否応なく責任は全て自分が背負うものですが、二人となるとその分担が曖昧になってしまいます。
次に、お互いが遠慮し合ってしまい、本来の良さが発揮されない場合です。
二人、またはそれ以上になると、お互いが気を遣い合ってしまい、個性を潰し合ってしまう、自分のしたい事が言い出せずに連携が取れないという難点も生まれてしまいます。
自分達のやりたい事をしっかりと話し合い、具体的にお互いがどんな動きをするのか、指導をするのかなどまで細かく打ち合わせる事が解決のカギとなります。
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