療育とは、何かしらの障害を持っている子ども達が、自立して過ごせる様に支援・働きかけを行う事です。
この療育は、保育士だけが頑張っても意味がありませんし、保護者・家庭・医療・専門家との連携は不可欠となります。
ですから、療育は決して一人で行うと考えてはいけませんし、保護者だけに押し付ける問題でもありません。保育士も、子ども達の障害に応じて、出来る限り園でも療育に携わり、一緒に支援をしていく必要があります。
また、保護者がなかなか障害を受容できない、障害との付き合い方が分からないと悩んでいる場合は、保育士が働きかける必要があります。
保護者に正面から、「お子さんには障害があります」など言ってしまうと、保護者を傷つけてしまいます。
まずは時間を掛けて、保護者から子どもの困った行動や気になる部分を聞き出し、その上でさりげなく療育センターを勧め、連携を取りながら支援をしていく事を確認します。
療育で一番悩んでいるのは保護者です。子どもの将来や、どうやって子ども達を守れば良いのかと悩んでいるのです。
子ども達の療育も大切ですが、保護者のケア、一人で悩ませない為にも定期的に話を聞き、悩みを共有して保護者を孤立させない事も大切です。
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