一語文は大体1歳から始まると言われています。
それまでは何の意味も持たない言葉、所謂喃語だったものが、名詞や動詞などの意味のある言葉を一単語言う様になるのです。
例えば、車を見て「ぶーぶー」や、動物を見てその動物の鳴き真似をするのもこの時期です。
神経質に、「鳴き声ではなく名詞を覚えさせなければ」と思う必要はありません。
子ども達が喋るのを楽しんでいるのを見守り、物を認識し始めたのを一緒に喜び気持ちを受容する事が何よりも大切です。
その上で、「そう、にゃーにゃー猫さんだね」と、正しい名称を一緒に伝え、子ども達が
興味を持って復唱するのを手伝う事で自然と正しい名称が子ども達の中に定着します。
あまりしつこくこの時点で注意をしてしまうと、子ども達はただでさえ言葉を扱うのが不自由である為、喋る事を嫌がって一語文も口にしなくなってしまいます。
喋れる楽しさを奪わない様にし、一緒に言葉を楽しむ姿勢を見せる様にしましょう。
言葉が1歳過ぎても出てこない場合も、子どもには大きな個人差があるので心配はいりません。
毎日、「これは〇だね」と声をかけ、子ども達が自分達で喋るような環境作りを行う事で、子ども達は言葉に興味を示して真似をし、一語文が出てくるかもしれません。
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