
院内保育の1日の流れは、一般的な保育園とは違っている部分があります。
やりがいがあり、給与面や待遇などの条件が良いことが多い院内保育の仕事をするなら、ぜひ1日の流れを確認しておきましょう。
今回は、院内保育園への就職や転職を考えている人にむけて、院内保育の1日の流れや業務内容、勤務形態などを詳しくご紹介します。
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院内保育と一般保育園で違う1日の流れ
まずは、院内保育と一般保育園の1日の流れについて、大まかなタイムスケジュールを確認してみましょう。
病院で働く医師や看護師は24時間体制で勤務をしているため、院内保育で預かる子どもたちは保護者の勤務に合わせて登園・降園してきます。
そのため、院内保育と一般保育園の1日の流れは細かい部分が少しずつ違います。
・一般的な保育園での1日の流れ
保育園によってタイムスケジュールは違うものの、一般保育園の大まかな1日の流れについて0歳1歳児クラスと2歳児以上クラスに分けてご紹介していきます。
①一般保育園の0歳1歳児クラスの1日の流れ
8:00 開園
10:00 朝の会
11:00 昼食
12:00 お昼寝
14:30 起床・おむつ交換
15:00 おやつ
16:00 自由あそび
16:30 帰りの会
17:00 降園
②一般保育園の2歳児以上クラスの1日の流れ
8:00 開園
9:30 排泄
9:45 朝の会
10:00 散歩などの活動
11:20 昼食
12:30 お昼寝準備
13:00 お昼寝
15:00 起床
15:30 おやつ
16:00 自由遊び
16:45 帰りの会
17:00 降園
基本的に一般保育園では預かる子どもの年齢別にクラスが分かれていて、毎日同じ顔ぶれの子どもたちと一緒に1日を過ごすことになります。
・院内保育園での1日の流れ
院内保育では病院で働く保護者の勤務時間によって園児たちの登園時間がバラバラです。
また、預かる子どもたちの年齢もまちまちで、年齢別クラスに分かれていないことがほとんどです。
毎日同じ顔ぶれの子どもたちが集まってくるわけではなく、保護者の出勤日に合わせて日によって違う顔ぶれの子どもたちを一緒に保育するイメージとなります。
そのため、基本的な院内保育園の1日の流れは、あくまでも預かる子どもの年齢や人数などケースごとに代わると考えてください。
ここでは、院内保育での1日の流れについて、夜勤のない院内保育と24時間体制の院内保育に分けて、大まかなタイムスケジュールをご紹介します。
①夜勤のない院内保育での1日の流れ
7:00 開園
8:30 保育活動
11:00 昼食・お昼寝
15:00 おやつ
16:00 自由あそび
18:00 延長保育
20:00 閉園
年間行事として、親子遠足や参観日、運動会やバザーなどを行う院内保育園もあります。
②24時間体制の院内保育での1日の流れ
7:00 開園・随時登園、夜間保育の子ども降園
9:00 自由遊び
10:00 朝の会
10:30 保育活動
11:30 昼食・昼寝
14:30 起床
15:00 おやつ・夜間保育の子ども登園
15:30 保育活動・自由あそび
16:30 帰りの会
17:00 随時降園
18:30 夕食
19:30 就寝準備・寝かしつけ
20:00 就寝
夜間業務
7:00 朝食
24時間保育の場合は、日勤と夜勤のシフト制で勤務をします。
一般的には、日勤が8:00~19:00、夜勤が18:00~8:00まで勤務し、夜勤シフトでは仮眠を2時間程度とる勤務形態が多いです。
院内保育園での一日の業務内容
院内保育の1日の流れについて、大まかなタイムスケジュールを把握した上で、24時間体制の院内保育ではどのような業務を行っているかを確認してみましょう。
基本的に、保育士の主な業務内容は一般保育園も院内保育園も大きな違いはありません。
ただし、院内保育の場合はその日によって預かる子どもが違ったり、年齢ごとのクラス分けがなかったり、登園と降園の時間がバラバラ、そして夜間保育があるという面で、業務の1日の流れが変わってきます。
7:00 開園・随時登園、降園
9:00 自由遊び
登園してきた子どもたちを随時お迎えして、出席の確認をします。
夜勤明けの看護師の子どもなど、降園する園児についてはお帰りの支度と引き渡しなどの対応をします。
また、夜勤の保育士と日勤の保育士の引継ぎ・朝礼も大切な業務です。
登園した園児については、おむつ交換、排泄サポートなどを行って、手洗い・うがいサポート、検温、自由遊びなどを行います。
10:00 朝の会
園児たちと一緒に体操やご挨拶、歌や手遊びなどをします。
絵本の読み聞かせや水分補給なども行います。
10:30 保育活動
0歳1歳児は顔や手を洗う、お散歩・おむつ交換などの保育活動、2歳児以上は保育計画に沿った活動を行います。
お散歩では園児の安全を確保しながら移動、公園などではお約束などの話をした上で自由遊びをする形です。
11:30 昼食・昼寝
手洗いやうがい、排泄サポート、お昼当番の園児については配膳やご挨拶をしてもらいます。
食べ終わったら歯磨きやトイレ、お昼寝に向けての着替えなどを促します。
0歳児1歳児は食べるサポートをして、食べ終わったら手や顔を拭き、お昼寝に向けて着替えなどを援助します。
昼食後はお昼寝に向けてお布団の準備をします。
絵本の読み聞かせなどの寝かしつけをして園児のお昼寝タイムです。
園児が眠ったら保育士自身が昼食を取ります。
もちろん、園児がお昼寝をしている間も保育士は休憩だけをしているわけではなく様々な仕事をしています。
14:30 起床
園児をお昼寝から起こし、おむつ交換、トイレ・着替えのサポートをします。
15:00 おやつ・夜間保育の子ども登園
おやつを食べる園児のサポートをし、食べられるように援助、食べ終わったら手や顔を拭く、2歳児以上は歯磨きを促します。
また、夜間保育の園児が随時登園してくるので、出席チェックと受け入れ業務を行います。
15:30 保育活動・自由あそび
0歳1歳時はぬいぐるみなどで一緒に遊びます。
2歳児以上は安全に気を配りながら自由遊びやリトミック遊びなどを行います。
16:30 帰りの会
帰りの支度をして、歌を歌ったり連絡帳を渡したりします。
17:00 随時降園
仕事を終えた医師や看護師が随時迎えに来るので園児の見送りをします。
お迎えを待つ園児の部屋での保育と、空いた部屋やトイレ・玄関などの掃除を行います。
延長保育がある場合は閉園時まで対応します。
ただし、24時間体制の院内保育はこれで仕事が終わりではありません。
夜勤シフトの保育士が出勤してくるので引継ぎ業務などを行います。
18:00 夕食準備・夕食
夜間保育となる園児たちについて、食事のサポートを行います。
食後には歯磨きの補助などをして、18:45頃から遊びなどの活動をします。
19:30 就寝準備・寝かしつけ
就寝に向けて、19:30頃からは着替えや絵本の読み聞かせなど寝かしつけを行う流れです。
20:00 就寝
子どもたちは20:00頃までに寝かしつけます。
もちろん子どもたちが寝た後も、保育士としての仕事は続きます。
夜間業務としては、日中はできないような場所の掃除、製作や行事の準備などを行うことが多いです。
シフト作成や書類作成などの事務作業、保育指導計画の作成なども園児たちが眠っている間に行っています。
そして、眠っている子どもの呼吸チェックなども定期的に行うため、子どもたちが眠っているから一緒に眠れるというわけではありません。
7:00 朝食
翌朝は6:00に起床して朝の準備を行い、7:00頃から園児たちを起こします。
おむつ交換、排泄サポート、着替えなどを行い、朝ご飯の時間となります。
食後は顔や手を拭き、歯磨きを促したりします。
院内保育園の1日の流れについて、保育士の業務内容を詳しくご紹介しました。
実際の1日の流れや業務内容は、園によって異なるものの、ある程度のイメージを持っておくことで仕事の理解度が高まりと業務把握が早くなるので、院内保育園での仕事はしやすくなります。
もちろん、院内保育園は預かる子どもの年齢や人数、顔ぶれが日によって変わることも多いため、柔軟に対応することは大切となります。
院内保育園の1日の流れと働く保育士の勤務形態
保育士にとって院内保育は一定の人気がある就職先です。
一般的に院内保育は給与や待遇が良く、シフト制だから残業が少ないというメリットがあります。
また、保育する園児の数が少ないため、一人ひとりに合わせて保育できる点もやりがいがあって魅力的です。
ここまで院内保育の1日の流れを確認してみて、実際に仕事をすることを想定した場合、保育士の勤務形態が気になるものです。
ここからは、院内保育園の勤務形態について、具体的な求人で勤務時間とシフトをチェックしてみましょう。
・求人A
7:00~18:30、8時間勤務
・求人B
8:00~20:00、8~10時間のシフト制、夜勤月3回程度
・求人C
7:00~22:00、シフト制
・求人D
7:30~21:00、シフト制、夜勤月1回程度
・求人E
8:00~18:00、夜勤週2回
・求人F
日勤8:30~17:00、夜勤16:30~9:00
このように、院内保育と言っても実際の勤務形態がどうなっているかは施設によって違うので、求人内容はしっかり確認してください。
特に、夜勤がある場合には勤務体制の確認が重要です。
例えば、夜勤をした次の日が休みになっているか、遅番の次の日が早番になることがないかなどがチェックポイントとなります。
無理な勤務形態が続けば長く働くことが難しくなることもあるので、どのような勤務形態になっているかは働く前に必ず確認しましょう。
院内保育の夜勤はどんな仕事?
一般保育園と院内保育の違いの中でも、夜勤があることは大きな相違点です。
日勤での保育経験がある人でも、夜勤の保育士がどのような1日の流れを過ごしているかはイメージしにくいものです。
ここからは、院内保育の夜勤帯で仕事をする保育士の仕事についてご紹介します。
・勤務の体制
日勤の保育園では開所時間の中でシフト勤務をするケースが多いです。
院内保育などで夜勤がある場合、夜勤を専門で行う夜勤専従の保育士がいて、17:00~翌朝の9:00までのように固定シフトで勤務するケースもあります。
日勤の勤務時間は8時間勤務なのに対し、夜勤は16時間勤務となるため、仮眠の時間が設定されていたり、翌日は休みにしたりなどの対応がとられます。
・対応する園児の人数
夜勤がある院内保育では、園児の定員は少なめです。
一般保育園のように定員が60人を超えるような大規模な施設は少なく、院内保育の定員は20人前後となります。
また、保育士の人手が必要となる0歳児が対象外となっていて、1歳児以降のみを対象としている院内保育も多いです。
年齢ごとにクラス分けをしていることが多い一般保育園とは違い、院内保育では1~5歳児を合同で、あるいは乳児と幼児とに分けて保育することがほとんどです。
院内保育の保育士の数は、預かる子どもに合わせて最小限の人数であることが多く見られます。
・夜勤の仕事内容
保育士の仕事として、園児に夕食を食べさせ、着替えやおむつ交換、排泄などのサポートをし、寝かしつけ、見守り、起床サポート、朝食を食べさせるなど一連の業務を行う点は、日勤の保育士と同じです。
園児の生活リズムを整え、基本的な生活習慣と集団生活での社会性を身に付けさせることや、保護者に対して子どもの様子を報告するなどコミュニケーションを行うことなど、メインとなる仕事は日勤の保育士と変わりません。
院内保育の夜勤シフトの場合、日勤と違っている点はやはり夜間の仕事です。
園児たちが眠っているからと言っても、保育士は一緒に寝ているわけではありません。
夜間は日中の製作物を準備したり、行事計画や保育計画を作ったりなどの作業をしています。
また、事務作業や普段できない場所の掃除などをしながら、眠っている子どもたちを見守ります。
日勤の保育士はお散歩やピアノなどの活動が多いのに対し、夜勤はデスクワークが中心と言えます。
・夜勤の保育士は日中に何をしている?
夜に仕事をする院内保育の夜勤保育士は、日中に何をしているのか気になる人もいます。
出勤時間は夕方で翌朝には仕事が終わる夜勤シフトの場合、平日の昼間がまるまるオフになります。
また、夜勤明けの翌日は休日となっている院内保育園も多いので、日勤の保育士よりも夜勤の保育士の方が自由な時間は多いとも言えます。
夜勤専従の保育士の中には、日中は別の仕事をするダブルワーカーもいるので、もし本業との掛け持ちで院内保育での仕事を考えているなら、あらかじめダブルワークを推奨しているか確認してみてください。
もちろん、夜勤帯の仕事は仕事中にしっかりと眠れるわけではないので、日中は睡眠に充てている人も多いです。
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院内保育の1日の流れは人それぞれ
今回は、院内保育の1日の流れについて、保育園のタイムスケジュールや夜勤で働く保育士の過ごし方などをご紹介しました。
院内保育は病院内で働く医師や看護師が勤務時間に合わせて利用する施設なので、園児の登園・降園時間が違うこと、預かる園児の年齢もバラバラなことなどが特徴です。
園児に合わせて、それぞれの1日の流れを過ごしていると言えます。
また、施設によって勤務形態が違うことも多いので、院内保育で仕事をする保育士の1日の流れも人それぞれです。
つまり、実際の勤務体制や1日の流れは、院内保育ごとに大きく異なるので、求人を探す場合は細かい部分までしっかりと確認してみてください。

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