保育園で大変な思いをすると言われているのが連絡帳です。
しかし、実際連絡帳よりも苦戦するのがこの保育園のおたよりです。
おたよりは毎月配布しなければいけないので、必ず作らなければいけません。
どんな風に書けば良いのかおたよりの書き方のポイントを紹介していきます。
保育園のおたよりは何で毎月作らなきゃいけないの?
保育士はただでさえ忙しい職種です。
なぜ保育園のおたよりを毎月作らなければいけないの…と思っている人も多いでしょうが、このおたよりは保護者にとってはなくてはならないものですし、保育士にとっても使い方次第では便利になります。
保護者が読んで安心する
保護者は日中保育園で子ども達がどう過ごしているか気になっていますが、なかなか保育士とゆっくり話す機会もないので、いつも気にしたままになっています。
そこで、おたよりを出して子ども達の様子を伝えることで、子ども達が毎日楽しく保育園で遊べていると安心するのです。
保護者に対してのお願い事に使える
保護者に衣装を作って貰ったり、子供に持たせてほしい物がある時におたよりに記載すると、保護者の持たせ忘れも防止できます。
また、保育士自身もそれぞれの連絡帳に書くよりも、一気に周知ができるので楽ですよね。
子供達の思い出になる
おたよりも、貯めて行けば子供達の立派な思い出になります。なかなか写真を撮らない家庭なども、このおたよりのおかげで子供達の過去を振り返れると感謝しています。
そのため、適当に作ることは許されません。子供達の大切な思い出になることを考えた上で、製作を進めましょう。
おたよりの書式は手書きがいいの?
よく、手書きのお便りは温かみが伝わるから…と、手書きを指定している園もあります。
しかし、自分達で決めて良いと言われた場合は、パソコンの方が便利です。
文字を打つことで書くよりも製作時間を短縮できること、その時間で子供達に楽しんでもらえる別の設定保育の準備をすることもできます。
また、おたよりに写真を掲載する際も、必要な写真を大きくしたり、写真を小さくして配置を自由に決められるのも便利です。
また、ある程度のフォーマットを決めておけば、次からはそのフォーマットにあてはめながら書いていけばいいのです。写真の配置も少し変えれば大丈夫です。
そういった工夫をしながら、おたより製作の時間を短くして素敵な作品が作れるように努力しましょう。
保育園からどうしても保護者に伝えたいこと、気持ちをしっかり込めたい場合は、手書きのおたよりを一緒に添えてもいいかもしれませんね。
保育園のおたよりの書き方は?
では、今度は内容に入っていきます。
保育園のおたよりの書き方は、ざっと以下の内容を掲載するようになっています。
〇挨拶文
〇子供達の日中の様子の写真
〇行事の写真
〇行事や日常生活への説明文
〇お願い
〇誕生日の子の掲載
保護者への挨拶
まずはおたよりの挨拶文からいきます。この挨拶文は、まず時候の挨拶から入ります。
時候の挨拶はネットで検索すればすぐに出てきますから、そのまま写して構いません。
それに加えて、現在保育園で行われている行事の練習が続いていることや、子供達の間でどんなことが流行っているのかなども書き添えるといいでしょう。
日中の様子の写真
次に、子供達の日中の様子の写真です。
これには写真と共に、「〇〇をしているところです」と、説明を付けたり、子供達の言葉を書いたりしてもいいでしょう。
行事の写真
その次に、保育園で行事があった月には行事の写真と、行事への協力の感謝を書き添えましょう。
「お忙しい中、見に来ていただきありがとうございました。衣装への協力にも感謝しております。」などで良いでしょう。
行事の写真ですが、おたよりには必ず全員載せるようにしましょう。自分の子が載っていないと、保護者としては寂しい気持ちになってしまいます。
必ず全員掲載しているか確認しましょう。
そして、日常生活の写真に関しても、子供達がそれぞれの月のおたよりできちんと全員掲載されるように気を付けましょう。
4月最初のおたよりには、「子供達の写真を毎月ランダムに掲載していきます」と、全員が載らないことをきちんと書き添えておいてください。
自分の子が載っていないと不安に思う保護者も出て来てしまいます。
お願い
お願いに関しては、保育園から保護者に対して行事の際に協力して欲しいことや、衣装など家で作ってきて欲しいものがある際に書きます。
お願いしたい内容を書いた後に、「お忙しい中大変恐縮ですが、宜しくお願いします」ときちんとお願いをする挨拶を掲載しましょう。
誕生日の子の掲載
これはおたよりに掲載している保育園とやっていない所で分かれますが、誕生日は子供にとっても保護者にとっても大切な一日です。
その大切な一日を共有するのも、保護者は喜んでくれます。また、子供達も自分の誕生日が載っていると嬉しがります。
写真と名前、最近のマイブームなどを書いてあげると思出にもなります。
おたより制作で気を付けて欲しいこと
最近は、保護者の中にも子供達を利用して何かをしようとしている人もいます。
おたよりの写真を悪用する人や、中には他の人に見せてしまう保護者もいます。
写真を掲載することに関しては、きちんと保護者一人一人に口頭で確認をし、書類を用意してサインしてもらうことが大切です。
また、保育園外の人にはお便りを見せないように、その旨も盛り込むのがトラブル防止になります。
他にも、実は配偶者から暴力などを理由に逃げている保護者などもいるので、写真を掲載して居場所を知らせてしまって良いのかなども確認しましょう。
そういった子達には、掲載せずに保護者に対して直接写真を手渡すと喜ばれます。
おたよりを作るポイント
ポイントを抑えると、更に素晴らしいおたよりが出来上がります。
色彩は毎月変える
おたよりの雰囲気を変えるためにも、毎月メインカラーを変えることをオススメします。
それも、適当に変えるのではなく、4月なら桜、5月は新緑の緑など、季節感を感じられる色にすると喜ばれますし、毎月色で悩まなくて済みます。
レイアウトを3種類くらい作っておく
写真と文章をあらかたこの位置にするというレイアウトを3種類決めておけば、使い回しても保護者にもほとんどわかりません。
最初から位置が決まっていれば、後は写真を選んだり文章を入れるだけなので、おたよりのレイアウトに悩む時間も少なくなります。
文章は短く!
おたよりに書く文章が長々と堅苦しいと、保護者の読む意欲を奪ってしまいます。
そうならないためにも、短い文章で分かりやすく伝える様にしてみてください。
去年作ったのおたよりも参考にしよう
1から自分で考えるとなると、かなり難しいですよね。ですが、去年のおたよりも使って考えてみると、意外とヒントがたくさんですぐに作れる場合もあります。
丸々パクるのはいけませんが、いくつか良い部分を真似して抜粋するのはいいでしょう。
兄弟児がいるところにはすぐにばれてしまうかもしれませんから、気を付けてくださいね。
おたよりも保育士のレベルを見られる
保護者はおたよりの出来でも、保育園や保育士のレベルを測っています。
大切な我が子を預ける存在であるため、いい加減な人では困るのです。
そうならないためにも、誤字・脱字をしないという最低限のことをきっちり守った上で、子供達の写真や、季節に合った時候の挨拶、そして保護者への協力への感謝などの礼儀もしっかり添えて、保護者に安心してもらえるように努めましょう。
また、子供達が将来おたよりを見返した時に楽しめるように、というのも頭に入れておいてくださいね。
毎月のおたより文例集
各月のおたよりに記載するべき内容を文例集として書きました。こちらも参考にご覧ください!
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